タッキーの決闘の記録

タッキーの遊戯王の記録

六花4周年おめでとう!!!!!!

みなさん、こんばんは。

タッキーです。

今年もこの季節がやってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

六花4周年おめでとう!!!!!!

 

 

3月7日は六花が初登場したパック、デッキビルドパック -シークレット・スレイヤーズ-の発売日です。2020年3月7日に初登場してから今日で4年になります!!去年も3周年記念ブログを書きましたが、1年経つのはあっというまですねぇ~。この1年に間に六花周りの状況も少しは変化がありましたのでそこらへんにも触れていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

アロマ新規

2023年は植物族の新規がキラーポテト、ダンディホワイトライオン、レギュラーパックのノーマル枠1枚とかなり新規に恵まれない中終わってしまうんじゃないかと危惧していましたが、10月にまさかのアロマ新規登場!!アロマも10期にマジョラム達が出てから長く音沙汰なかったのでとても嬉しい発表でした。既存のアロマカードの多くは植物族を指定した効果を持っているので新規が出れば六花に組み込める余地は十分あるだろうと考えていたからでした。そして今回の新規の内容は・・・

結果から言うと新規の多くは「アロマ」カードを指定しているのでそのまま六花に組み込むには難しいです。とは言え新規のロザリーナはアロマをとうとう1枚初動デッキにまで強化しました。植物族全体で見ても、召喚するだけで簡単に+1枚のアドを稼げるカードはかなり貴重です。これで植物族には六花におけるひとひら、サンアバロンゲニウスロキに続いてアロマのロザリーナが1枚初動として君臨することになりました。そしてこれらは全て展開制限に「植物族」を指定しているので相互に組み合わせることが可能です。カジュアル用でも、大会レベルでも、構築の幅が広がったことには間違いない物となりました。

蕾禍登場

https://yu-gi-oh.jp/news_detail.php?page=details&id=1833

2024年開幕からとんでもない新規が飛んできました。「植物・昆虫・爬虫類混合カテゴリー蕾禍」の登場です。今まで植物・昆虫混合カテゴリーやその2つを指定した効果を持つカードは数多く出てきましたが、爬虫類と一緒になる物は初めてなので非常に驚きました。また効果はどのカードも非常に強力な物ばかりでした。そして何より展開制限が「植物・昆虫・爬虫類しか出せない」という内容なので既存の3種族のカテゴリーへの出張が可能な点がとても素晴らしいです。

植物族高レア一覧

アロマ新規が来たことで既存のアロマの多くが再録され、一気に高レアへと昇格しました。アロマはデッキの多くがクオシクになるハイパーキラキラデッキへと変貌を遂げました。そこで2024年3月7日現在の植物族高レアカードを一覧にまとめました。レアイティ上げの参考にしてみてください。ライロやTGのように光るようになったデッキがとても羨ましいので、もし六花が全てクオシクになることがあれば六花含め他のカードも全てクオシクにします。

 

20thシク

《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》

20thシクはシンクロマジョラムのみです。

プリシク

《六花聖ストレナエ》

《廻生のベンガランゼス》

《クラリアの蟲惑魔》

《セリオンズ“リリー”ボレア》

プリシクは上記4枚です。

クオシク

《ローンファイア・ブロッサム》

《ガーデン・ローズ・メイデン》

《アロマセラフィ-アンゼリカ》

《アロマージ-ローリエ》

《アロマセラフィ-ローズマリー》

《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》

《アロマセラフィ-ジャスミン》

《アロマリリス-ロザリーナ》

《アロマリリス-ローズマリー》

《潤いの風》)※罠カード

《恵みの風》)※罠カード

クオシクはアロマのおかげでかなり数が多いです。またシンクロマジョラムは20thとクオシクの2種類があります。今後もクオシクの植物族は増える可能性は十分あるので注目度が高いですね。

 

カジュアル用展開型六花の最新の構築

現在の構築はこうです。



既存の構築に2枚のカードを追加しました。大きな変化としてデッキ枚数が42枚に膨れました。とうとう40枚に収めることができなくなったという感じですね。このデッキは展開系かつ初動の多さ故にデッキ枚数が増えることは問題になりにくいです。むしろピオネで魔法罠をめくる確率が減るので全体としては良くなっていると言えます。初めての方にこのデッキの動きを説明すると、このデッキは初手でピオネに繋ぎ、ピオネでギャンブルして2体並べた後、ストレナエをエクシーズします。そしてジャスミンをリンクし、ジャスミンでストレナエをリリースして展開に繋げます。最終的に目指す盤面は決まっていて、以下の盤面の成立を目指します。



フルーチェーンリリース、モンスター効果の発動無効、カード1枚破壊、全体に効果破壊・対象耐性、一部に戦闘破壊耐性(引き次第では来々やしらひめ、六花罠での妨害も増える)

このデッキはピオネを展開の中心に据えているので、できる限り植物族モンスター以外のカードは少なくしています。そのためシンクロマジョラムのサーチ先は採用していません。その代わり、ローリエをハイペリュトンのX素材に加えます。そうすることで相手ターン中にハイペリュトンの効果を使ったあと、ローリエの回復効果が発動し、マジョラムの破壊効果、ひいてはジャスミンのサーチ効果にまで繋げることができます。この構築の良いところは全ての六花カードの効果を全て活かすことができる点です。

 

 

 

《アロマリリスロザリーナ

このデッキに採用される六花以外の植物族にはある条件を設定しています。それは「素引きしたとき、単体で運用可能であること」です。例えば捕食植物ダーリングコブラは素引きした場合、他の捕食植物もいないと効果を使えません。あくまでこのデッキの主体は六花カード達です。組み合わせて引かないといけないカードの採用は六花以外の動きを強要することになりよろしくありません。そのため、カテゴリーに含まれるカードでも、「そのカード1枚を素引きして運用可能かどうか」は非常に重要になります。ロザリーナは単体で引いた場合、簡単に+1枚のアドを取れます。またローリエと合わせて引いた場合は場のリンクジャスミンを対象に回復効果を使うことでローリエの手札からのss効果の条件を満たすこともできるし、単純に手札に抱えておくことで相手ターン中のシンクロマジョラムの破壊、リンクジャスミンのサーチのトリガーとすることができます。よってロザリーナは採用条件を満たしていると判断し採用に至りました。実際回してみると、チューナーが増えたことによりマジョラムへのシンクロ召喚パターンがかなり増えました。ただ、☆1なので☆6のマジョラムをシンクロするには工夫が必要です。なぜならこのデッキに☆5のモンスターはいないからです。パターンとしてはロザリーナ☆1+ローリエ☆1+☆4の3体で☆6を組む、ロザリーナローリエをプリムで☆を2つずつ上げる、スノードロップでロンファを対象にするなどして☆3にするといったレベル操作も考量する必要があります。とは言え既存のスポーア、バラガールもあるので大きな問題にはなりません。

 

 

 

《蕾禍ノ毬首》

以前からこんな新規が欲しいと考えていました。「植物版トリッキー」が欲しいと。毬首はまさしく植物版トリッキーそのものです。自分の六花デッキでは墓地効果を持つ植物族が多く採用されています。それらが初手に来た場合、ほとんどはssしないと墓地に送れません。ssする手段はスノードロップ、薔薇恋人、ピオネでめくれて落ちた天啓の薔薇の鐘の3つだけです。天啓の薔薇の鐘が落ちる確率は低いので、あてにはできません。例えば初手にスポーア、エリカ、ヘレボラスが来た場合、誰かはそのターン中墓地に送れず効果の使用は諦めるしかありませんでした。しかし、毬首が来たことにより、そういった状況を変えることができるようになりました。墓地にいたほうがいいモンスターを素引きしたときに効率よく墓地に送れる手段が増えたのです。とても強いことに毬首は☆1、つまり絢爛でひとひらと一緒にサーチが可能です。なので手札に加える手段はマルデルと合わせれば問題ないと言えます。上記でも挙げた「素引きしたとき、単体で運用可能であること」を満たしていて且つ欲しい要素を持っていたので毬首も採用としました。

 

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。今年も六花の周年お祝いブログを書きましたが、六花自体のレアリティは以前変わらず、CSなどで優勝に導くこともできていないので去年からほとんど変化はないかもしれませんが、これからも六花を大会用でもカジュアルでも使い続けようと思います。そして六花がアロマみたいに高レア化しまくってくれるのをずっと期待して待っています。他の六花使いの方にどれだけ参考になってるか分かりませんが、また何か話題があれば六花の記事を書きたいと思います。最後にもう一度

 

六花4周年おめでとう!!!!!!

 

そしてここまで読んでくださりありがとうございます。

それではまた次の記事で。

 

 



CSレベルの六花デッキの構築理論

どうも、タッキーです。

今回も六花の記事です。

もはや何回目の六花の記事か数えていませんが、今回は珍しく大会における六花の構築の考え方についての記事です。

ここ最近CSに出まくったのですが、特に大きな成績も残せていないので自分への忘備録として思考をまとめようと思って記事を書くことにしました。

基本的に紙のCSにおける考え方を書いていきますが、MDでも通じる部分はあるかと思うので、六花で勝つことを目指す人の参考になれば幸いです。内容のいくつかは以前書いた入賞したときの記事と被りますが、改めて書いておこうと思います。あと、構築は純六花の話で、サンアバロンやセリオンズなどを混ぜた構築の話は出ませんのでご注意ください。

note.com

六花カード内で強いカード

現状のカードプール内で、六花の名前があるカードの中で強いカードは何だと思いますか。六花を使ってない人からしたら、エースモンスターのティアドロップだと思うかもしれません。ここで言う「強い」の定義ですが、大会目線、特にCSクラスのデッキと戦う上でカードアドバンテージを強く稼げて強いと言えるレベルとします。自分はこの定義の元で強いと言えるカードは以下の4枚だと思ってます。

  1. 六花のひとひら
  2. 六花のしらひめ
  3. 六花聖ストレナエ
  4. 六花来々

逆に言うとこれ以外の全ての六花カードは大会水準の強さを満たしていないので、大会レベルでは相当パワーの低いカードだと思っています。自分がこれらのどういう所を強いと思っているか説明します。

起動効果でサーチかおろ埋+毎ターン自己再生。植物しか出せなくなる縛りがあるとは言え、はっきり言って植物族というマイナー種族でなければ絶対許されない、異常なアド稼ぎカードです。これと同じことがドラゴン族とか魔法使い族でやってたら確実に禁止行きでしょう。それくらいやってることは異常です。しかし、この強さを活かすにはどうしたらいいかということを深く考える必要があります。ひとひらが毎ターン自己再生してサーチをするというムーブは、単純に考えて、デュエルが長引けばそれだけ多くをアドを稼げるということに繋がります。逆に短期決戦を狙えばそれだけひとひらのサーチ回数も自己再生回数も減ります。なのでひとひらを活かすにはデュエルのターン数が長くなればなるほどアドを稼げておいしいということになります。加えてそれが初手から出来ていれば最も理想的ということにもなります。つまりひとひらは初手から使っていって、毎ターン、サーチ・自己再生を繰り返してアド稼ぎしまくるのがいいよねといことです。ここで1つ頭に入れておきたいのは、仮にひとひらにうらら泡ヴェーラーをもらってサーチができなかったとしても、本来増えた自分の手札分が、相手の手札1枚マイナスになっているので、カードアドバンテージ上では+1枚分をアドを稼いでいるということには変わりないということです。そして自己再生時にクロウわらし墓穴をもらっても相手に対してマイナス1枚を起こしていることには変わりありません。もちろん自己再生できたほうが圧倒的に稼げるアドバンテージは上ですが、うららでマイナス1、クロウでもマイナス1、計マイナス2枚をひとひら1枚で相手に強いていれば決して悪い取引ではないと思います。後は残りの自分の札と相手の札の質と噛み合い次第ですが、少なくともひとひらには自分のアドを稼ぐか、相手の妨害をすり減らすかの役割があるということです。

  • 六花のしらひめ

六花では貴重なリリースなしにssできるモンスター+モンスターによる妨害効果持ちです。しらひめの偉い所は、コストが自身を“除外”ではなく“デッキに戻す”ことです。六花カードには除外が絡むカードが1枚もなかったので、しらひめ登場以前の環境では王宮の鉄壁採用が自然と可能でした。しらひめはそれを継続させてくれるだけでなく、コストで手札墓地の自身をデッキに戻すという行為は、ほぼ阻止不可能なのです。例えばアトラクター適用下だとコストで墓地に送る増G、ヴェーラー、ドロールは使えず、ロンギヌス適用下では除外して発動するカードは全て機能不全を起こします。しかし手札・墓地からデッキに戻すコストを禁ずるカードはないので事前に防がれないという点が非常に優秀です。もちろん墓地から戻す場合はクロウ墓穴などで事前に除外を受けてしまいます。ですが手札に抱えておくというプレイを心掛ければそれすらも許さないので非常に優秀な妨害になります。墓地のしらひめをコストでデッキに戻す行為はネクロバレーが張ってあっても問題なく使用可能です。ネクロバレーはコストで墓地のカードをデッキに戻す行為には干渉できないからです。

  • 六花聖ストレナエ

六花エクシーズの中でも特にアドを稼ぐ能力の高いモンスターです。墓地からのサルベージができた時点でエクシーズ素材分の損失は差し引き0になり、ストレナエをリリースしてEXデッキから誰か出せば+1のアド、出てきたモンスターが更にアドを稼げば更に+になります。ただしストレナエは1つ、来々の登場で新しい問題が出ました。来々で相手モンスターをリリースする行為は、場のストレナエをリリースする行為と相反しているのです。例えばひとひら1枚初動で、場にストレナエ来々、墓地にしらひめという状況までできたとします。このとき残りの札が汎用手札誘発などでリリースを行えないカードの場合、しらひめでしかリリースを発生させられません。つまり来々による相手モンスターのリリースかストレナエをリリースかの2択を選ばなければならず本来稼げたアドが少なってしまいます。もちろんここに薄氷などがあれば問題ないです。しかしこのストレナエと来々は相反しているということは常に頭に入れておく必要があります。

  • 六花来々

間違いなく六花最強のカードです。来々の相手モンスターをコストでリリースと同じことができるカードは遊戯王の全カードプールの中でもシャドウディストピアだけです。そのシャドウディストピアが環境デッキに採用されてないので、来々の存在は六花の唯一無二にして最大の長所ということなのです。それに加えて毎ターン魔法罠をセットできるのでとにかくアドを取り巻くれます。ひとひらと同じくこれでどれだけアドを稼げるかがゲームの鍵を握っています。

ロングゲーム理論

上記のひとひら、来々の項目でも触れましたが、六花の強いカードの強みを引き出すなら、デッキの方向性は短期決戦ではなく長期戦向けにしたほうが良いのではないか、ということです。ひとひら、来々に限らず、しらひめも消耗品ではなく無限リソースなので尚更それは当てはまると言えます。六花の強みを引き出すことを意識して構築するのであれば時間をかけて構築することが理に適っていると言えます。ただ、この構築が環境に対して優位に立てるかはまた別の話です。環境が非常に高速化してる場合は強みを捨ててでも短期決戦構築にする必要もあり得るので、あくまで強みを活かすならロングゲーム構築が良いという点を頭にいれておき、適宜環境に合わせて調整をするのがいいでしょう。

 

 

メインデッキで戦う理論

あるときデュエルをしていて気づいたことがありました。

 

「今のデュエル、EXデッキのモンスター使わずに勝ったわ」

 

六花にはなぜかシクラン、エリカ、ヘレボラスという、メインデッキにアタッカーになれるだけの打点を持つモンスターがいます。これらでビートできればライフカットは成り立ちます。そして何より妨害のほとんどはしらひめ、薄氷、来々とメインデッキでも成り立ちます。なのでEXデッキのモンスターがいなくてもデュエルできる可能性を持っているわけです。これが示すことは、強金やサモンリミッターといったカードの採用を可能にしてくれるということです。採用できるカードに相当幅ができます。特に2023年7月の紙のリミットレギュレーション下では強貪、金謙の2種に規制がかかっています。そのため3枚フル投入できる壺である強金を採用できるということはそれだけで構築上の利点があると言えます。

 

 

六花名称大事理論

実はしらひめと来々が来たことによって六花デッキの構築上重要な変化が起きました。それはしらひめの無効効果も来々の魔法罠セット効果も自分の場に六花名称のモンスターがいることを要求しているということです。今までの六花は場で六花名称であることが風花以外は要求していなかったので他の植物族モンスターとそんなに差がありませんでした。しかし今は六花名称を場に出すことが非常に重要になっています。なので六花ではない植物族よりも六花名称を持ってるモンスターのほうがしらひめと来々の都合上、大事になります。特に相手がしらひめの発動条件を理解すると真っ先に六花を捌きに来ます。自分の場に六花が1体しかいないとそれだけでしらひめが使えなくなり妨害がマイナス1です。特にストレナエを戦闘破壊から入るのはよくあるパターンです。このため六花名称はできる限り多く場に出せたほうが安全ですし、万が一ひとひらの自己再生を妨害されても場の六花が生存できれば来々のセット効果にも繋げられます。なのでプレイの上でもできる限り場に六花を途絶えさせないことを意識することが重要となってきます。

 

 

来々最大値理論

これは今では紙でしかできないことですが、来々が六花カードの中で最強なら、それにアクセスできるカードは最大限にすべきという理論です。端的に言うとテラフォと盆回しの採用です。どちらもMDでは禁止なので紙でしかできません。しかし来々にアクセス可能な六花カードはボタンだけなので、ボタンは最大数入れるべきだと自分は思っています。特にボタンと来々が被ればその時点で相手リリースが可能になる上にボタンで2枚目の来々をサーチしてさらに相手リリースを行うこともできるのでどちらも最大数あっても問題ないのです。テラフォに関しては三戦の号でテラフォを経由することでサーチが可能なので、あるかないかで話が相当変わります。特にピュアリィ対面では、相手はノアールで来々をデッキバウンスせざるを得ないので必ず号や才の発動条件を満たせます。なので六花がピュアリィ相手にするときは来々を如何に多く引き込めるかが鍵になるので最大枚数詰めむことが大事なのです。ちなみに一度メタバースを採用したことがありますが、罠という1ターンかかるカードで来々を張っても、魔法罠セットがすぐできない、ボタンで0:1交換しながらサーチしてるわけじゃないという点から非常に使い勝手が悪かったです。何かしらの形で評価が変わらない限り、テラフォ、盆回しという即発動可能なカード以外で来々に触るカードを入れるのはしばらくなさそうでした。あと盆回しの送り付ける相方のカードですが、これは何を入れるかは個人の判断次第です。混沌の場、セフィラの神託のように送り付けたら最強だが素引きしたら1mmも使用できないカードを取るか、チキンレース、半魔導帯域のように自分でも使えるが送り付けても使われてしまうカードを取るか、メリットデメリットのバランスを自分で最適なラインを判断して採用するのがいいと思います。一応素引きした場合に六花で恩恵を受けられるカードはいくつか候補があります。

  • 蟲惑の園

昆虫・植物族に、1ターンに1度だけ戦闘破壊耐性を付与してくれます。去年は蟲惑魔が大会に多少いたので送り付けるのは危険すぎましたが、今はほとんどいなくなったのでリスクはかなり減りました。

  • アロマガーデン

リンクジャスミンを使用する場合は非常に強いです。しかしリンクジャスミンを出さない限り使うことはできないとも言えてしまいます。

召喚の手数を増やすことはできます。しかしひとひらが自己再生してる場合は条件を満たせないので六花の基本ムーブと相反しているとも言えます。

  • 森、ウォーターワールド

一番シンプルなカードです。初期の打点を上げるだけのカードですが、対応する種族・属性が環境にほとんどいなければ素引きして使う際のリスクは少なく済みます。

 

 

サボウクローザーとの相性

今までサボウクローザーは六花を使って先攻で成立させることが困難で、できたとしてもリスクが高すぎて採用してきませんでした。その役割は御前割拠サモリミに任せていました。これらのカードは不意打ちができる点、御前割拠は後手捲りに使える点で優れていました。しかし御前割拠サモリミのどれが刺さるかは対面のデッキによって非常に左右されるし、どれを使っても突破される可能性がある程度あってしまうのが問題でした(アザレアやトロイメアフェニックスなど)。また一番の問題が素引きするしかなくサーチできないという点で安定性に欠けていました。そんなときツイッターのフォロワーからサボウクローザーをオススメされました。

 

 

 

「サボウクローザーは先攻で使おうとするカードじゃないんですよ。ビートしてる過程で、蓋をするときに使うんですよ😀」

 

 

 

わい「😲」

 

 

 

 

 

即行で採用しました。

 

 

 

死ぬほど強かったです。

 

 

 

 

サーチできるのはヤバいです。絢爛でサーチできるので実質いつでも手札に持ってこれるようなものです。特に2ターン目以降、ひとひらさえ回り始めれば召喚権は余りがちなのでクローザーに召喚権を使うのは容易です。クローザーの利点は絢爛でサーチできることだけでなく、効果としては虚無空間なので御前割拠サモリミ時にあった僅かな隙からアザレア、フェニックスなどで突破という手段を一切許しません。基本的に魔法罠かnsから使えるモンスターで突破するしかないのです。それは言ってしまえばメインデッキに回答がなければ一生クローザーを突破できないのと同義です。もしモンスターでしか回答がない場合しらひめ、場合によっては薄氷で防げるのでなおのこと堅い布陣となります。クローザーはまさしく名前の通りゲームエンドに導いてくれる存在です。またクローザーは役割上1枚デッキに入っていればいいのでデッキスロットを大幅に空けてくれます。御前割拠サモリミ投入時はそれを2枚ずつ入れて6枠スロットを割いていましたが、それをクローザー1枚に集約できたので構築の幅も大きく広がりました。さらにモンスターによる妨害があるおかげで、羽根やコズサイで御前割拠サモリミが同じメタカードで封じられるというような事態を無くせました。もちろん拮抗には相変わらず弱いです。とは言え来々も厄介、クローザーも厄介、で魔法とモンスターでそれぞれ種類が違うことで受けるメタを分散できるようになったことは大きなメリットです。

今までサボウクローザーと最も相性がいい植物族カテゴリーはアロマだと思っていました。緊テレからサイキックリフレクターを使用してマジョラムをS召喚でき、クローザーはnsすれば対象耐性クローザーを成立させられるし、イービルソーンとローリエが揃えば、リンクジャスミンのリンク先にクローザーをnsして戦闘破壊耐性クローザーをできるからです。もちろん現在でもアロマとクローザーの相性はいいです。しかし六花とクローザーの相性に関して考え方が変わったのです。先攻でクローザーを成立させるのは難しいですが、一度成立したクローザーを守るという観点では結構強力だということを認識しました。エリカによるパンプ、ヘレボラスによるモンスター効果からの対象耐性、来々しらひめによるモンスター効果の無効、更には薄氷でコントロール奪取したモンスターは植物族になるので仮に自分モンスターをリリースして薄氷を発動してもクローザーの効果はパクったモンスターを返却するまで続きます。しかも薄氷の裁定は非常にクローザーにとって都合がよく、薄氷でパクったモンスターが植物族になっているのはコントロールを得ている間だけ。つまり相手に返却した時点で元の種族に戻ります。つまりクローザーの効果が適用されなくなります。ひとひらが自己再生します。またクローザーが適用されます。そしてこちらのターンになります。薄氷はクローザーを守るのにも強いしその後の六花のムーブを通すことを邪魔しないのでめちゃくちゃ噛み合いがいいです。深々もクローザーは蘇生できませんが、クローザーの隣にいたモンスターがやられたりしたときにすぐ蘇生して再び虚無開始できます。他にもポリノシスで魔法罠を対策するなら手札にプリムがあれば植物族を絶やさずに虚無を継続できます。何より一番ヤバいのはシクランを使えば簡単に先攻クローザーが成り立つことです。やり方はとても簡単です。クローザーns、手札のシクラン効果、場のクローザーの☆を2つ下げます。エンドフェイズ、シクラン効果自己再生。クローザー適用開始。これだけです。シクランにDクロかわらしを食らうと止まりますがそれがない環境なら非常にお手軽虚無空間です。泡は直撃したらおしまいです。ただ両方☆4なので絢爛のリリースして2枚サーチで同時に揃えられます。これはしらひめと絢爛or来々があれば成立します。当然絢爛にうららをもらうと無事死亡ですが、逆に言うと他のカードにうららを当てさせれば確実にサーチにしにいけます。そう、強金にうららをもらえばいい。とにかくクローザーを守るという点では六花カードは相当相性が良いという評価に変わったので今後はクローザーをデッキから抜くことは当分ないでしょう。ちなみにクローザーは自分の場の植物族だけでなく相手の場の植物族もカウントするので、仮にクローザー単騎の場でも、相手がグローアップバルブを召喚ないし蘇生したら虚無適用開始されます。

 

 

初動を増やすかどうか

しらひめと来々の登場で六花はひとひら1枚でストレナエと妨害を構えることができるようになりました。1枚初動の獲得です。そのひとひらは絢爛でサーチ可能です。その場合でも絢爛→ひとひら→ボタン→来々→薄氷の流れで妨害は敷けます。この時点で1枚初動は6枚。しらひめと来々が被れば絢爛をセットして同じ流れが組めます。あるいはしらひめとボタンでも可能です。つまり2枚初動もあるということです。しかしどこまで行っても必ず事故は発生します。特に先攻の初手に上級六花しかおらず来々の魔法罠セットすら使えないというハンドは往々にして起きます。この問題には相当頭を悩ませました。事故率を下げる手段自体はロンファとワンフォーワン(以後141)を採用するという選択肢が存在しました。しかしどちらも誘発を重く受けすぎる上に141は手札コストも重く、コストがモンスターに限定されているので構築をモンスターに寄せる必要もあります。どちらをとっても問題なのは、初動をかさ増しして事故率は減らせるが、妨害に弱い上に初動のかさ増し以上の役割を持たせられないという点です。デッキスロットも割いてしまいますし、ロンファとひとひらが初手にかぶればどちらかは確実に次のターンまで死に札ですし、141はひとひら以外のss先がいなければ明らかにパワー不足です。どっちをとっても事故率を下げるために採用するにはあまりにもデメリットが重すぎる・リターンが少なすぎると判断して採用していませんでした。とは言えこの事故の問題はどうにかする必要がありました。そこで色んな動画を見て手札事故との向き合い方などを調べました。気になったのはデッキの初動を引く確率を数字で知るということでした。実際に何%くらいの確率で初動を引くかは計算したことがありませんでした。現在の初動は

 

  • 1枚初動

ひとひら3枚、絢爛3枚

  • 2枚初動組み合わせ

しらひめ3枚orプリム1枚orシクラン1枚+来々3枚orテラフォor盆回し

しらひめ3枚orプリム1枚orシクラン1枚+ボタン3枚

 

これを確率で計算しました。

計算は下記のサイトを用いて行いました。

ドロー確率計算機|WingTSK's Project

これによれば先攻5ドローで上記カードが来る確率は75.048%だそうです。実際には強金を3積みしているのでもう少し確率は高くなるとは思いますが、まずは上記の数字をどう捉えるかです。75%というのは10回デュエルすると2,3回は事故ハンドになると捉えられます。これはあくまでシングル戦の回数です。CSに出た場合、予選はマッチ4~5回。シングル戦を8~15回程度やることになります。つまり予選で2回はシングル戦で初手事故を覚悟しなけれなばいけない計算になります。そう考えるとかなり事故率は高いと感じるかもしれません。しかし遊戯王の大会はマッチ形式です。1マッチ最大3回のシングル戦を行います。初手事故が1回起きても他の2回のシングル戦で勝てば事故を帳消しにできます。極論同マッチ内で2回初手事故を起こさなければ問題ないということです。結論として事故が起きることを許容することにしました。その事故がどのタイミングで起きるかをどう受け止めるか次第ということです。事故が起きる確率を数字で知っていて、それを受け止める心の準備ができていれば1回2回の事故でメンタルブレイクする必要もなくなります。逆に余りに事故るときはそういう日だと割り切れます。少なくとも現状の構築での事故はこうやって受け止めていこうと思います。

 

最後に

以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は純六花の構築論なので割と抽象的なことが多かったですが、いずれはもっと細かいことまで書いた記事も出したいと考えてます。今は絶賛7週連続CS参加中でモチベが高い状態なので早く優勝できるようにしたいところです。今回の記事も他の六花使いの人の参考になれば幸いです。そして六花が少しでもコナミの目に留まってセレクション5発売決定六花収録!!全部光ります!!となることを祈っています。

それではまた次回の記事で。今回も最後までありがとうございました。

六花3周年おめでとう!!!!!!

3月7日はデッキビルドパック シークレット・スレイヤーズの発売した日!!

つまり六花が初登場した日なのです!!

 

六花3周年おめでとう!!!!!!

 

というわけで今回は六花3周年の軌跡を振り返ってみようと思います。合わせて私タッキーと六花のこれまでも振り返ろうと思います。

 

 

六花年表

まずは六花のこれまでの軌跡を年表にしました。いつ、どのパックでどんなカードが出てそのときどんな環境だったかをまとめました。



 

2020/01~03

まず六花が初登場した時。3年前の2020年3月7日。デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズの発売日です。同期はあの忌まわしきエルドリッチとアダマシア。そう、この2つのカテゴリーはずっとCSレベルの環境上位カテゴリーとして常にトップにいました。登場当初こそアダマシアは全然大会では使用されていませんでしたが、今となっては環境トップカテゴリ2つと同期なせいで肩身の狭い思いをすることになるです。環境的にはオルフェのギルスが登場し、ドラグーンの全盛期真っ盛りです。あおの悪名名高きリンクロスがいた時期でもあります。そして同時に日本でコロナが広がり始めた時期でもあります。このとき自分はほとんど遊戯王のモチベがなかったので、ぶっちゃけ六花というカードが出てたことも知りませんでした。ちなみにそれまで大会で使用していたデッキはサブテラーでした。モチベがなかった原因の1つにサブテラーと同期のサラマン、サンドラ、オルフェなどが幹並新規をもらってる中、サブテラーだけは一生新規をもらえず環境的に逆風だったこともあります。今となっては自分がサブテラーを使ってたことを知る人はほとんどいない・・・。

 

2020/03~06

11期が始まりROTD発売です。ルール変更があり融合・シンクロ・エクシーズはリンクマーカー関係なく展開が可能となりました。そう、本当に短い期間でしたが、六花はエクシーズカテゴリーなので登場してすぐはリンクマーカーを用意しないと展開できなかったのです。もちろん発売時期からして、ルール変更を考慮してデザインされたのでしょう。そして早くも六花の新規カードである《六花聖ストレナエ》が登場しました。

これが六花にとって最初の革命でした。それまでの六花カードのプールからすれば圧倒的なカードアドバンテージ獲得モンスターの登場です。本来X召喚には2体のモンスターを素材に1体のモンスターを出すので-1のディスアドです。それを即座にサルベージで±0、リリースされることで+1に変えられるのでカードアドバンテージ非常に強いのです。後に長い間、「六花で強いカードはひとひらとストレナエの2枚」という状況を支えるカードとなります。

出会い

そしてこの時期の環境もまだリンクロスとドラグーンの全盛期。そしてコロナ自粛期間真っ最中です。6月になりようやくそれが収まりはじめ、自分も遊戯王にまた力を入れ始めるかと思い、サブテラーとは見切りをつけて新しいビジネスパートナーを探すことにしました。友人に良いデッキはないかと相談し、そこで提案してもらったのがドラグマエルドリッチでした。今となっては懐かしい組み合わせですね。ということでドラグマとエルドのパーツを揃えるためにROTDとDBSSのボックスを買いまくってデッキを作りました。そのときのボックスの開封結果はエルドのパーツはほとんど出ず六花の光り物ばかりでした。そう!!まさにこのときが六花との出会いの始まりでした!!!!!!初めはエルドのパーツ目当てで箱買いした中から出てきたのがきっかけでした。結局エルドの足りないパーツはシングルで集めました。そして六花のパーツがほぼ出揃ってしまったので、「ならもう組むしかねえな」と思ったのです。こうして自分と六花デッキの歩みが始まりました。

 

2020/07~09

リンクロスが監獄され、本格的に公式大会やイベントも再開され始めました。この期間にPHRAと霊使いストラクが発売されます。鉄獣戦線、電脳堺、ヌメロンが登場し、アーゼウスたった1枚追加されただけで十二獣が環境デッキに舞い戻りました。この時期からエルドで公認大会を出るようになり、大会モチベがかなり高い状態でした。また霊使いストラクの登場で、過去一霊使いデッキが盛り上がりました。公式イベントで霊使い限定交流会もあり、個人的に非常に霊使いを楽しんだ時期でもあります。そのときの模様も記事にしていますので気になる方は是非読んでみてください。

duelist-tacky.hatenablog.com

このときの六花デッキですが、自分は全く植物族の知識がない状態で、植物族にについて知ってるのはロンファバルブスポーアダンディで止まってるレベルでした。かろうじて増草剤、超栄養太陽の名前は知ってるとかそんな感じです。なので当初の六花デッキは六花パーツにロンファとサルベージ、141、リンクジャスミンを入れただけのお粗末な物でした。このときはまだ全然六花に対するモチベはない状態でした。大会用ではエルド、ファンデッキでは霊使い(と闇マリクのラー)が非常に楽しい時期だったので。

 

2020/10~12

ドラグーン、ホープゼアルが禁止、天底の使徒が制限と中々状況が変わりそうな改定。環境的には電脳堺、鉄獣、ドラメなどが暴れ始めた時期ですね。パックとしてはWPP2020、BLVO、SLT1などが発売されました。この辺りから植物族新規が多く出始めました。バラガール、イングナル、ハイペリュトンの登場です。そしてこの辺りの時期で六花デッキへの大きなテコ入れをすることにしたのです。それまでのほぼ六花のみ構築で身内と遊んだとき、あまりにも弱すぎるし、動きの幅がなさすぎたので、これはさすがにちゃんと色んな植物族とか勉強しないとダメだなという考えに至りました。その結果、初めてにん人、薔薇恋人、マルデル、超栄養太陽などをちゃんと知りました。そして、色んなカードを知っていくうちにあることに気づきました。「カンザシの蘇生効果をいまいち上手く使いこなせねえんだよなあ。カンザシがいる状態でリリースできればいいんだけど・・・。あれかぁ、ストレナエでカンザシ出せばそれが可能なのか?」「リンクジャスミンでストレナエ飛ばせれば行けんじゃね?」

 

 

 

「できたわ」

 

 

 

展開パターン(いしずえ)の発見

 

 

これが現在のカジュアル用展開型六花の全ての基礎となる動きの発見でした。リンクジャスミンでストレナエを飛ばしてロンファを出し、ストレナエでカンザシを出した後、ロンファをリリースすることでカンザシを起爆しつつ☆8を揃えてティアドロップに繋げる展開方法です。これを発見してから六花デッキは劇的に進化を遂げました。その結果ブログを書こうと思う程のモチベの向上に繋がりました。下記が、自分が最初に書いた六花の記事です。

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今見直すとまだまだ改良点はありましたが、当時の六花デッキへのモチベの高さが伺えます。このときはまだBLVO発売前なので、イングナル、ハイペリュトンはいません。が発売直後すぐに構築に変化が起きます。

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この記事を書いたときにはすでにSLT1でサンアバロンも出ていますが、イングナルとハイペリュトンは展開型六花に第二の革命をもたらしたと思っています。記事でも言及していますが、イングナルは植物族でも珍しい釣り上げ効果持ちです。ジャンクロンやデブリドラゴンのような便利な釣り上げモンスターが今まで汎用植物族にいなかったので、展開を横に伸ばせる貴重な存在でした。しかも☆6なので六花との相性は抜群です。これのおかげで上記の展開を更に強化できるパターンが生まれました。

 

 

展開の幅が広がったこと、発動無効持ちエクシーズが出たことで盤面もより強固になりました。上振れしないと起きませんが、六花の動きの飛躍的な向上に繋がったので自然とテンションは上がりましたね。今では展開型ではストレナエからハイペリュトンを出すのが当たり前になっているので、このときの展開方法も現在の大きな基礎になっています。

 

 

 

そしてここまで読んでいてあることにお気づきかもしれません。それは、まだ六花をカジュアルデッキとしてしか扱っていないといことです。六花を大会で使用することは全く考えていません。何せエルドリッチで大会に出ていたし、何より、このときの展開型ではどうあがいても大会レベルでは通用しないということは分かり切っていましたから。上記の展開パターンも手札全てを使ってやっと構築できるレベルのものなので仮に指名者とか入れたとしても上手く展開できないのは分かっていました。それに時代はVFD朱雀全盛期。無理無理の無理ゲーですね、ええ。

それがどうして六花で大会に出ることになるのか、転機は12月20日でした。

転機

友人が参加する個人CSで、「参加人数が少ないから参加して欲しい」と頼まれました。このとき自分はカジュアルで遊んでいる六花のモチベが半端なく高くて、逆に大会モチベがかなり下降気味でした。ちょうどエルドが逆風の環境でもあったタイミングなのもありました。なので「それなら六花で楽しんだほうが気分的にはいいな」と思い、まさかの六花でCS参加を決めました。

もちろん全く調整をしなかったわけではありません。その当時から展開型六花の弱点は把握してました。増Gも二ビルも、あまりに重く受けすぎてしまうこと、リンクジャスミン効果にうららで機能停止することなど挙げればキリがありません。そこで思いついた方法が、「ストレナエを立てて、相手ターン中にリリースすればいいんだ」ということでした。その当時、ストレナエを立てるとちょうど5回目のssになりました。そのタイミングでバック伏せてエンドすれば二ビルを食らってもストレナエは起爆する。二ビルが来ないなら想定通りの動きができる、という利点がありました。またバックを厚くすることになるので、増Gを受けてどこで展開を止めても、場にリリース要員さえいれば妨害は成り立つので、G受けを軽くできます。この発想から、罠ビ型にシフトすれば、勝てるかどうかはともかく、展開型の問題点は克服できると判断して構築しました。しかし、この罠ビ型には致命的な問題がありました。それは・・・、回して楽しくないということです。元々展開型を回していて楽しかったから六花のモチベが高かったのであって、違う型にしたら意味ないじゃんという話ですわ。そこで至った結論が、

 

 

「マッチ1戦目は罠型にして、2戦目以降はスイッチして展開型でよくね?」

 

 

そのときの構築がこれ

気合いでストレナエを立てて、ポリノシスか葵辺りでリリースして戦うのが基本です。サイチェンは3積みしてる罠全てと強貪の計15枚全てを入れ替えてスイッチします。おそらくこの型のレシピを公開するのは初めてだと思います。今思うと罠型とは言え強貪ガン積みしてるのも相当尖りまくりですねwwwこうして構築が一応はできましたが、環境はVFD朱雀を中心に鉄獣、エルド、プランキッズ、十二獣、ドラメなど明らかに六花で太刀打ちできる環境ではありませんでした。正直全部スト負け上等、六花をちゃんと回せればいいやという気持ちでした。

 

 

 

 

戦績

・太陽CS 2020/12/20

使用:六花

電脳堺(身内) 後×○×

閃刀姫 後××

ドラグニティ 先○××

コードトーカー 後×○×

結果 0-4(シングルで3勝)

 

 

・・・

 

 

 

!?!?!?!?!?!?!?!?!

 

 

 

 

 

シングルで3回勝ってる!?!?!?

 

 

おそらく×●×のときのマッチ2戦目はサイチェンせず罠型のままこちらが先攻選択で動いて勝ったと思います(記録もなく記憶もない)。ただ、ドラグの1戦目は葵のハンデスで致命傷与えて勝ったことは覚えています。とにかく問題なのはシングルでも勝ったということです。0勝から1勝にするのと、1勝から2勝にするのでは天と地ほど差があります。なぜなら勝てる見込みがすでにあることが分かっているのですから!!これが全ての契機になりました。「六花でも、もしかしたら大会で勝てるんじゃね?そうしたらデッキビルドパック シークレット・スレイヤーズは全部環境カテゴリーやん!!」こうして六花で大会参加の日々が始まりました・・・。

 

 

2021/01~03

制限改定はトーチゴーレム禁止、コロナでイベント中止再び。VFD環境がしばらく続く流れに。この時期は大会もほとんど出れず。そしてこの年は六花新規はおろか植物族新規も六花に使えそうなものはほぼない状態が続き、挙句の果てにデッキビルドパック後発組のイビルツインなどに新規の枚数で抜かれ始め、シークレットシャイニーボックスで閃刀姫、魔妖、ウィッチクラフトが新規、高レアリティ化をもらい、どんどん六花の肩身が狭くなります。2021年は六花にとってまさに冬の年となるのです。

 

2021/04~06

マジックテンペスター禁止。VFDは制限止まりで環境は変わらず。魔鍾洞が流行る。大会などは再開され始めました。この時期はそこそこ六花で大会に出るようになり、大きく勝てることはなくても反省と研究を繰り返し、構築の洗練化を続けました。この頃にはスイッチ型を完全に止めて、大会では罠型、カジュアルでは展開型と分けるようにしました。罠型の方向性も大きく固まり始めた時期です。上述したようにストレナエを立てて相手ターン中にリリースすることで誘発受けを軽くします。そしてポリノシス、水霊術葵という本来ならリリースコストのせいで2:1交換のディスアドになりやすいカードを、ストレナエをリリースすることでディスアドを軽減し強めに撃てるようにします。これがこの当時の罠型の基本ムーブです。あとは環境に応じて永続罠などで相手を封殺していきます。幸いにも六花は水・植物、除外を活用しない、魔法がなくてもある程度動けたので、御前、割拠、鉄壁、魔封じ、勅命を採用できました。

 

 

2021/4/25㈰新宿アメドリ公認

使用:60六花

フォーチュンレディエルド 後××

幻影騎士団 後×○×

@イグニスター 後×○×

結果0ー3(シングル2勝)

 

 

2021/4/29朝霞CS二人チーム

使用:40罠六花

十二エルド 後×○- チーム×

閃刀姫 後○×ET× チーム○

召喚ドラグマシャドール 先○×ET○(相手のサレンダー) チーム×

ドラグマブラマジ 先○×ET× チーム○結果:個人1ー3(シングル5勝) チーム2ー2

 

勝因

十二エルド 長期戦になったためにひとひらの無限リソース

閃刀姫 神宣でセルフ4000バーンから、隙きをついてショットキル(ウィドウアンカーに薄氷)

召喚ドラグマシャドール スタンバイポリノシスから葵

ドラグマブラマジ 神宣神通でセルフバーンからショットキル

 

敗因

十二エルド 誘発踏みすぎ

閃刀姫 先攻1ターン目から動かれすぎ

召喚ドラグマシャドール 先攻メルカバーとアレイスターの流れがきつい

ドラグマブラマジ 里あるときに限って魔法5枚、パニッシュメント連打を超えられない

 

 

2021/5/15朝霞CS二人チーム

使用:40罠六花

純デスピア 後×× チーム×

幻影 先○×× チーム○

罠コードトーカー 先○×× チーム×

十二獣鉄獣 後×× チーム×

結果:個人0ー4(シングル2勝) チーム1ー3

 

ベンガランゼスを蘇生できることを忘れない

4体展開でもイングナル使えばハイペリュトンベンガランゼスが立つ

 

 

 

 

 

2021/07~09

デスフェニ、勇者が台頭し始めました。大会にはあまり出られてない時期でした。年表にもある通り、パックは出ても六花にとって有益なことはほとんどない状態なのでこの時期から六花新規が欲しすぎて頭がおかしくなり始めてました。こういう新規が欲しいと妄想したり、デッキビルドパックカテゴリーの新規枚数をリスト化したりしてました。

 

2021/9/15中野非公認(罠ビ)

相剣デスフェニ 後××

アダマシア(カジュアル勢?) 後○先○

勇者GS 後×○×

 

 

2021/10~12

長かったVFD時代が終わりを告げて、魔鍾洞も禁止になり、本格的に勇者デスフェニ環境の到来です。あらゆるデッキが勇者かデスフェニのどちらかは採用し、トップに君臨するデッキはそのどちらも採用できるデッキが上り詰める時代です。そして六花にはそのどちらの採用も厳しいものでした。最序盤ではひとひら、ないしロンファnsから効果発動が基本になるので勇者との兼ね合いは最悪ですし、デスフェニとはシナジーが全くないです。大会環境的にも完全に逆風なのですが、この時期にある大きな出来事が起きました。

 

伝説の五遊祭

友人に誘われ5人チーム戦のCSに参加することになりました。このとき、ほとんど環境デッキとの対面経験がなかったので前日の夜から家で合宿状態でした。正直勝てる見込みはほとんどありませんでした。

 

 

 

 

 

2021/11/3朝霞五遊祭(罠ビ)

Dサンドラ  後×× 負

相剣  先 ×○× 3戦目ET 負

サラマン  先 ○×○ 勝

勇者プラン  先 ○-- 勝

・トナメ

閃刀姫 先○×ET- 分

幻影 後×× 負

サラマン 先×○× 負




 

マッチで2回勝利しました。

しかもこの内1回の勝利がチームの勝利に関わる勝ちなのでチームに対しても大きく貢献できました。この日の構築はメイントークンコレクターで、とにかく勇者ギミックを絶対させない鉄の意思でした。実際予選では一度も勇者ギミックを通させませんでした。コレクターは☆4なのでストレナエの素材にもできますし、墓地でも効果を使えるので、非常に噛み合いが良かったです。ただ、デスフェニの対策が全くできていませんでした。相剣にはデスフェニで落としました。この日一番大きな戦いが予選のサラマンでした。一番大きな勝因は、相手が手札誘発を多めに握っていたことで、こちらのひとひらやボタンに対してうらら泡ヴェーラーなどで止めても、1:0交換になってるだけなので、ターンが経つごとにひとひらの自己再生からアド差を広げることができます。妨害はポリノシス葵などを頑張って引き込み、カードアドバンテージ差で勝利を掴むことができました。逆にトナメのサラマンでは、サラマンのカードを大量に引かれてると、手数とリソース差をひっくり返せないので勝てませんでした。この日改めて実感しかことは如何にひとひらが強いかということでした。そして誘発受けを軽くするという構築の成果を出せたと思います。

 

 

プランキッズ相手には召喚権潰しても素引きの大暴走で乗り越えられるから、大暴走を潰せるカードを残しておく。

コレクターで勇者を一切させない。

デスフェニは予めカンザシ出して耐えて何とかする

鉄壁で指名者、プランキッズロックを潰す。

 

 

 

屈辱の店舗代表戦

五遊祭の興奮も冷めないまま、その2日後、日本選手権当選の連絡が来ました。11月27日の回なので約1ヶ月弱の期間があります。その間に調整して、「六花で店舗代表の権利を勝ち取るぞ!!」と奮闘しました。

 

 

 

2021/11/12新宿アメドリ公認(罠ビ)

エルドリッチ 後 ○ × × 3戦目ET

D勇者 先 × ○ × 3戦目ET

サブテラー 先 ○ × ○ 

 

罠ビ対策に砂塵の大嵐いる。

うらら抜いてロンファいる。

 

 

 

2021/11/19新宿アメドリ公認(罠ビ)

アダマシア  後××2戦目ET

ジャックナイツ 先××

未界域幻影彼岸  先○××

 

シクラン効果忘れるな。

戦闘破壊できてる状況でもエリカは使う。

アダマシアはコーディネラル使うから位置ケアする。

リブートは防げない。

相手天龍雪獄打ったターンにスケープ・ゴート打ってたっぽい。

 

 

 

2021/11/21新宿アメドリ公認(罠ビ)

イビルツイン 先○××

オルフェゴール 先×○× 

リンクグッドスタッフ 先○×○

相剣 先××

 

イビルツインはアーゼウス出せちゃうからそこ意識する。(フロスト出されるとドローに繋がるからそもそも下級のリクルをさせない)

 

 

2021/11/26新宿アメドリ公認(罠ビ)

純エルドリッチ 後×ET時間切れ

アダマシア 先○××

ラドリー(身内) 後○○

 

エルド相手にスタンバイ鉄壁は意味ない。

 

 

 

 

そして日本選手権、当日・・・

 

 

 

2021/11/27新宿アメドリ日本選手権(罠ビ)

代行ストラクR(初心者) 先○○

ふわんだりぃず(身内) 後○○

ドライトロン 先○ET×ED先○

純エルドリッチ(決勝) 先××

 



 

決勝で負け

頑張りました。デスフェニ対策に迷い風を採用し、全盛期のドライトロンに気合いで勝ち、決勝まで勝ち進めました。さの対面が憎きエルドリッチ(かつて自分が使ってたことを棚に上げて)。同じシークレット・スレイヤーズ出身カテゴリということでライバル意識がめちゃくちゃ強かったです。しかし、スキドレ万別を乗り越えられませんでした。決勝という後1歩のところまで進めたにも関わらず、よりにもよって自分が使ってたから弱点なども全て把握できているエルドリッチに負けるなんて・・・。屈辱的でした。もちろん当時の六花にとってエルドは不利中の不利対面。相当対策札を入れないと厳しいのは分かっていましたが、それでも無理でした。こうして日本選手権は幕を閉じました。結果だけ見ればむしろ当時の新規のまだない六花で、決勝まで進んだことのほうがすごいですし、全盛期ドライトロンにストレナエ葵を完璧にぶち込んでマッチ勝利したことも十分誇れる戦績でした。後は今後への反省と研究に活かすことにするのでした。

 

 

2022/01~03

3度目の革命

新年早々からとんでもない情報が入ってきました。ピオネの登場です。植物族全体にとって革命的存在です。こちらも過去に記事を書いているので詳細はこちらを。

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簡単に言うと植物族版アダマシア。成功すれば2体ss。さすがにやばい。デッキ内を植物族モンスターで埋めれば普通に2体出てきます。こうして展開型六花に新たな革命が起きるところから新年が明けました。

環境はフューデスの禁止、勇者パーツの規制、ミュー、ティアスケの制限とこれまでのトップデッキや出張パーツに大きく規制がかかり環境が変わることが予想される状態でした。アルバスストラクでの烙印や、新弾でのセリオンズなど新デッキの台頭が起きた時期でした。特にセリオンズは六花セリオンズという新しい構築の可能性を示してきました。ボレアはssできる植物というだけでも一定の価値があったので、展開型にすぐ採用しました。ちなみにこの時期はほとんど大会に出れてませんでした。

しかし3月29日に再び店舗代表戦当選が届くことになるのでした。再戦の地、新宿アメドリで・・・。

 

2022/04~06

勅命・アナコンダの禁止、勇者パーツの更なる規制の改定から始まった新しいシーズンで、早速公認に出て店舗代表戦へのリベンジに備えました。

 

 

 

・新宿アメドリ2022/4/1

純罠型六花

相剣 後〇〇 勝

ラビュリンス 先〇〇 勝

エルドリッチ 先〇〇 勝

 

対相剣、相手が赤しょうバロネスの妨害変なところに当てたから勝てただけ。

エルド相手に鉄壁あったらスタンバイに撃て。

 

 

公認優勝しました。

とうとう六花で公認優勝を果たしました。しかもあのエルドにスト勝ちして。五遊祭・2021年の店舗代表戦と、着実に経験値と研究の成果が出ていると実感できる結果でした。そして読んでいる方はお気づきだと思いますが、この優勝したタイミング、まだ新規来てません。それどころか情報すら来てないです。公認で優勝した日は4月1日。この数日後に六花の新規の情報が出るとは、このとき夢にも思っていませんでした。

 

 

究極の新規(ちから)

公認優勝から10日後の4月11日。今日もyu-gi-oh.jpで新規の情報が来てないか、12時ちょうどにツイッターを開くのでした。

 

 

 

 

 

 

サムネ見た瞬間に“理解”しました。「六花新規」だと。この日をどれだけ待ちわびたことか。URLを開く前から手が震えていました。とにかくやばい。まずイラストの時点でやばい。落ち着こう。全ては効果を見てからだ。そう思い、内容を確認しました。

神よ。今こそ全てに感謝します。
これまでの冬の時代を耐え抜き、報われた瞬間でした。この2枚が如何に強いかはまた記事にしてますのでそちらをご覧ください。

duelist-tacky.hatenablog.com

完結に言えば、ひとひらが完全1枚初動になったこと、メインデッキに妨害持ちが増えたこと、そして何より専用シャドウディストピアという唯一性を獲得したことが大きな変化です。こうして発売日までの間、プロキシを使い理解を深め、構築を模索し、研究に励みました。そして発売日の翌日の日曜日から、店舗代表戦の金曜日までの6日間毎日大会に出るか、身内と調整するという、人生で最も遊戯王をし続けた日々に突入します。

 

 

太陽CS 2022/4/24

閃刀姫 後×

@イグニスター 先×○×

不戦勝

DD 後×○ET×

 

相手が手札誘発使いたさそうにしてたら、握ってるものとして考えながら展開考える。

相手姫

後攻ハンド:スノードロップ、ボタン、絢爛、来々、墓穴、トップドロー来々

絢爛にチェーンなし→ひとひらサーチ

来々発動→チェーンなし

増G→チェーン墓穴

ストレナエ対象ボタン→シャークキャノンで除外

 

回答→ひとひらでしらひめ→スノードロップとしらひめで来々使いながらss→ストレナエ→ボタンでストレナエリリースしてss→ハイペリュトン出しながら深々サーチ→来々効果チェーンハイペリュトン

 

 

 

下北公認2022/4/25(罠型)

デスピア 先○×ET○

セリオンズ六花 先○○

ふわんだりぃず 後×○ET×

 

対デスピア

ひとひらに泡食らって止まる。青い伏せてエンド。

スタンバイ青い

金謙烙印融合2枚アルバス赤の烙印

金謙落とす。

何故かアルバス召喚効果破棄、一人でリンク、赤伏せてエンドしてきた。

 

 

中野非公認2022/4/26(罠型)

デスピアシャドールティアラメンツ 後×○ET×

不戦勝

スプライト 後×○ET×

 

相手の先攻時、レッドがいるならうさぎ打って止められる状況なら、あえて打たず温存して自分ターンに撃つこと考える。

 

 

 

下北公認2022/4/27(罠型)

スプライト 先○○

p.u.n.k.  後×○×

スプライト神碑(初心者) 先×○×

 

浮幽さくら通すために、わざと増Gやうらら先に撃つ。

 

 

店舗代表戦、再び

・日本選手権新宿アメドリ2022/4/29(罠型)

U.A. 先○ET○

エルドリッチ 先××

 

エルドに爆殺される

もはや何も言うことはありません。新規をもらっても万別とスキドレへの回答にはなっていないのですから、不利なことには変わりないのですから・・・。こうして日本選手権のリベンジは早々に終わりました。

 

 

しかし時期はGW真っ盛り。これまでの努力をこれで終わりにするにはもったいないと思い、CSに出ることにしました。ある意味日本選手権の屈辱をCSで果たせればと思っていた気がします。

 

 

・太陽CS 2022/5/3(罠型)

スプライト 後×○×

ダイノルフィアデスピア 先×○ET○

セリオンズ閃刀姫 先○○

勇者ハリラドン 後×○○

スプライト 後××

結果:3-2

 

うららと増G被ったら、うららから先に打つ。そして増Gは同一チェーン上で撃たない。

 

 

 

・太陽CS 2022/5/5(手札誘発型)

勇者ハリラドン 先××

相剣 後○×○

デスピア捕食植物 先○ET○

カグヤGS 先○○

スプライト 後××

結果:3-2

 

 

 

 

 

・立川アメドリ公認2022/5/21(手札誘発型)

スプライト 先×○ET×

代行天使 先○○

純エルド 先×○ET×

 

鬼ガエル召喚から入られて、落とす効果にうらら撃っても、セルフバウンスから元々の召喚権で鬼ガエルnsでケアされる。

サイチェンで月女神入れても、神宣でケアされるから結界波のほうがいい。

 

 

 

こうして新規登場からの激動の期間は終わりを告げました。

2022/07~09

GWに燃え尽きたのでこの期間は完全に大会を休んでいました。そもそも六花新規が100倍強くてもスプライトなどの他の新規カテゴリーは500000000000倍強いのでどうしようもありません。この辺りの時期には餅が死んで、イシズティアラが出てきていました。

2022/10~12

イシズティアラにメスが入りましたが、クシャトリラなども台頭し始めた時期。この辺りでもまだ大会へは休み期間中でした。しかし12月に友人との付き合いで非公認に参加することにしました。

 

・2022/12/02秋葉原ナベ非公認

ティアラメンツ 後×○ET○

ふわんだりぃず 先××(身内)

クシャティアラメンツ 後××

 

ティアラメンツにマッチ勝利

衝撃でした。まさか勝てるとは。もちろんこの当時すでに多少規制はされてはいました。しかしそれでも圧倒的なパワーを持っていたのは事実です。そのときのマッチを振り返り、どうやって勝ったのか思い起こしました。

 

 

 

「EXデッキ、金謙のコスト6枚以外、マッチ通して使ってねえじゃん」

 

まさかのメインデッキのみで勝利。つまりしらひめ、来々で相手を妨害し、永続罠で封殺し続けるという勝ち方でした。そしてこれがきっかけで思いつきました。

 

 

「もしかしてEXデッキ捨てて戦えるんじゃね?」

 

こうして全く新しい六花の構築が生まれることになりました。

 

 

2022/12/11オズCS

ラビュリンス 先○ET○

ティアラメンツ 先×○×ET

ルーン 先×○ED○

結果2-1

 

ボタンでビートしてるだけ

拮抗撃たれても諦めない

拮抗後ビッグウェルカムがなかったので負けないと判断

相手の次元障壁、御前、割拠が腐ってた

罠ビ相手にはカンザシが一番強い(パニッシュメント、ラビュの城ケア)

天龍雪獄ケアを考える

ビッグウェルカム発動されたらG撃つ

メイン拮抗、相手後手拮抗を考慮して余分な合金は伏せない。

ラビュ初手(合金ボタンシクランプリムG、ドロー合金割拠?)

 

キトカロスの②を撃ってなかったから薄氷でキトカロスをパクって、エルフからメイルゥ出させてギガンにさせて攻撃するしか択がない状況に追い込むべきだった。

 

 

 

・2022/12/23㈮ナベ非公認

LL 後○○

雪花叢雲未界域 先××(相手が後手選択)

ピュアリィ 後○ET×ED(後手選択)×

 

LLは罠ビの永続罠に弱い。

場に鳥獣がいるとSSできるやつがいるから初動狩りは状況次第ではあり。

雪花叢雲未界域はただ永続罠貼るだけだと貫通される(叢雲とかの打点があるから)

 

 

奇跡のクリスマス

2022/12/24㈯

太陽CS

 

 

電脳堺 後○ET×ED先選択○

閃刀姫 先○○

HERO 先○ET×先ED○(相手後手選択)

春化粧ナチュル 先○ET○(身内)

暗黒界 先○ET×ED×

 

60GS 先○ET×ED○

蟲惑魔 後○××

結果6-1でベスト4入賞

 

 

人生初のCS個人戦ベスト4入りを果たしました。

しかもそれが好きなデッキである六花で達成したのが嬉しすぎました。本当は優勝して、六花達に優勝というクリスマスプレゼントを渡したかったですが、それでもこの戦績は嬉しかったです。こちらも構築の詳細やプラン、採用理由などは記事にしていますので良かったら見てください。

note.com

簡潔に言えば、EXを捨てて戦うというのは、かつて使っていた、サブテラー・エルドリッチと同じ戦法を取っていることになるのです。つまりこの構築にたどり着いたのは、今までの使用デッキ上必然だったのかもしれません。

 

 

 

コズサイでVHERO割れる。

参戦の号を白の咆哮で潰した。

ナチュル相手には「動かない」選択が強い。(カメリア、モルクリケットなど)

暗黒界にはGするとデッキデス、先攻はシルバのハンデスをされる。こっちが先攻取れない限り負ける。

 

 

 

2023/01~03

年末に遊戯王に時間取られすぎて他のことできてなかったのでまた大会は休業。1回だけ身内に誘われ2人チーム戦に出ました。

 

2023/02/04太陽CS二人チーム

蟲惑魔 先○×ET○

深淵サンドラ 後○ーー

エクソシスター 後××

60地属性GS 後×○ET×

個人2-2

チーム1-3

 

蟲惑魔相手には園の戦闘破壊耐性を忘れない

 

 

そして2月28日

MDソロモード実装

とうとうマスターデュエルに六花のソロモードが実装されました。長い間しらひめと来々の収録がされず、ずっと放置してて、その2枚が来たらやろうかなと思っていたら、まさかの2枚収録どころかソロモード実装まで。六花のシナリオまで拝める日が来てしまいました。この日からMDでも六花を本腰入れて触ることにしました。当然構築は紙とほぼ一緒です。

 

 

 

そして店舗代表戦(いま)

3度目の店舗代表戦を3月11日に控えています。もちろん場所は新宿アメドリ。もはや恒例行事です。またしてもエルドに粉砕されるのかどうか、全ては神の味噌汁というところですが、今はMDで逆にエルドを粉砕している側です。今までとは全く異なる戦い方をしているので、紙で今一度エルドと対面したらどうなるかは分かりません。そもそも当たらない可能性も十分高いですが、あの店は昔からエルドが多い特徴があるので油断できません。とにかく今は3度目の戦いに備えるだけです。

 

めちゃくちゃ長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

そして六花3周年おめでとう。

こうして振り返ると本当に色々あったなと思います。カジュアル構築も大会構築もどちらもかなりの変遷を経ているなと自分でも思います。そして六花を取り巻く状況も色々でした。新規が出た以上、今となってはさらなる新規よりも、セレクション5がまた来て「六花収録!!全部シクになります!!」ということのほうが来てほしい気持ちです。とにかく六花に光ってほしい。特にひとひら、しらひめ、来々はノーマル、字レアのスペックではないです。今後もどうなるかは分かりませんが、少しでも六花界隈を森喘げてコナミが六花を光らせてくれたり、サプライを出してくれたりすることを願うばかりです。最後にもう一度、ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事少しでも六花に興味を持ってもらえたら幸いです。それではまた次回の記事で。

 

 

 

しらひめ、来々登場後のファンデッキ六花の構築

こんにちは、タッキーです。

またしても六花の記事です。まさか同じファンデッキの記事を4回も書くことになるとは思っていませんでした。

今回は、ずいぶん時間が経ちましたが、待望のストレナエ以来の六花カード新規が登場したので、新カードについてと、構築の変化を書いていきます。本当は新規が発表された当日にブログを書きたかったくらいですが、その時期はちょうど日本選手権の店舗代表戦が近く、ブログを書いている余裕がなかったのと、その後もCSに出てたのですがGW終了後に完全に燃え尽きてしまって、ブログのことがしばらく頭から抜けていました。なので、すでに新しいレギュラーパックも出るほど時間が経って今更感もありますが、ブログにしておきたいと思います。

 また、展開パターンや基本的な構築理念などは前回までの記事を参照していただければと思います。

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今回も今までの記事同様、ファンデッキ構築なので、あくまでカジュアルな対戦を想定した上での話になります。そこを考慮の上、お読み下さい。

 

 

六花新規までの道のり

まず六花の事情についてですが、六花が初登場したのはデッキビルドパック シークレット・スレイヤーズ(2020年3月7日)、10期最後のパックです。同期はアダマシアとエルドリッチです。そう、どちらもCSレベルの環境デッキです。そんな同期に囲まれている中、新規の出具合はというと、翌月のレギュラーパックRISE OF THE DUELISTにて新規Xモンスター、《六花聖ストレナエ》が登場しました。そこから2年間、全く新規が登場しないまま、他のデッキビルドパック出身テーマに差をつけられていました。下記の表は六花新規が収録されたPOWER OF THE ELEMENTS直前までのデッキビルドパックカテゴリーの新規カードの枚数のリストです。

POWER OF THE ELEMENTS直前までのデッキビルドパック出身カテゴリー新規枚数リスト

見て分かる通り、六花とアダマシアより前のカテゴリーは皆、新規が2枚以上出ていました。それどころか六花より後に出たイビルツインやマギストスのほうが先に新規を多くもらっています。さらにはシークレットシャイニーボックスに収録された3組にはどんどん差をつけれる始末。そんな状況で日々六花新規はまだかと思い続けると頭がおかしくなり、「もう贅沢は言わないから強い植物族新規をくれ」「実はオレが見過ごしてるだけで植物族に強いモンスターまだいるんじゃね?(ニューロンを起動し、「植物族」「効果」でフィルターをかけ、全ての植物族に目を通す)」などおかしなことを考え始めます。このリストも頭がおかしくなった時期に作りました。そして植物族新規が来るたびにテキストを見ては「こいつ(《ステイセイラ・ロマリン》《陽竜果フォンリー》)は六花新規ではない」と、うなだれる日々を過ごしながら毎日昼12時と夜9時のyu-gi-oh.jpからの情報を待ち続けました。



 

 

 

そして運命の日が訪れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

六花新規!!!!!!

 

 

 

サムネで分かる!!!!!!

 

 

 

詳細を見る前から余りのヤバさにテンション上がりすぎておかしくなってしまいました。ツイートしたら多くの人から六花新規おめでとうとお祝いの言葉をもらいました。六花使いということがたくさんの人に認知されてて嬉しかったです。というわけで待ちに待った六花新規が登場しました。それほどにまでに待ち焦がれた新規は果たしてどれほどの効果なのか、詳しく説明していきたいと思います。

 

 

 

《六花のしらひめ》

最強

今まで長いこと六花新規を待ち望んでいたので、その間に何度「六花新規がもし来たら○○なの出てくれ」と妄想したことか。そのときには何度も「☆4で六花のキザン、ブラストをくれ」と妄想してました。もし六花のキザンがいたら、ひとひら→ボタン→絢爛ボタンリリースして発動→プリム、六花のキザンサーチ→プリムss、六花のキザンssとなるので、ひとひら1枚からストレナエかカンザシないし、リンク2を立てることができるんです。

その妄想がまさか現実になるどころか、圧倒的に超えてくるなんてヤバすぎる!!

植物しか出せない永続効果があるだけで、ss条件は一切なし!!場に何もいなくてもいきなりss可!!最悪2枚被っても片方をns、もう片方を効果でssすればX召喚できる!!妄想より強い!!!!ヤバい!!!!!!その上で、手札、墓地からモンスター効果無効までついてて良いんですか!?!?!?しかも自身を除外じゃなくてデッキに戻す!?!?!?ロンギ鉄壁食らわない上にひとひらで永久にサーチできる!?!?!?!?

!?!?!?!?!?!?!?

マジでこんな強いの!?!?!?もう①のテキスト読んだ時点で圧勝だったのに②も相当おかしいぞ!?!?!?とにかく言いたいことは、しらひめはヤバ強い。強すぎる。妄想より強いとかコナミ様ありがとう(感涙)

 

ちなみにイラストはおそらくひとひらが成長した姿ではないかと思われます。とても可愛くて素晴らしいですね。

 

 

 

 

《六花来々》

最強 Part.2

 

これまでの六花にあった欠点はいくつかあり、その内の一つは初動の展開の線が細いこと。これはしらひめで補われました。そしてもう一つは、自分の盤面をリリースしながらssしているので、展開が横に伸びず、常に「一人飛ばしては一人出る」という動きしかできなかったことです。六花以外の植物族モンスターを使えば何とかなりますが、カテゴリー内ではその点はずっと欠点の一つとして抱えていました。なので妄想の中では常に「永続魔法で、1ターンに1度六花モンスターの効果を発動するためのリリースをなくせるカード出てくれ」と思っていましたPart2(ブログ用の冗談ではなくマジで考えてました)そしたらなな、なんと!!!!!!

代わりに相手フィールドの表側表示モンスター1体をリリースできる。

またしても妄想より強えの来ちゃったよ・・・

強すぎ・・・しかも魔法罠セットできるって何?最近のカード軽率にうららケアしすぎでしょ。ただでさえひとひらで毎ターン2アド稼いでるのに、来々の魔法罠セットと相手モンスターリリースで更に2アド取れるやん。毎ターン合計4アドただで取れるの!?!?!?もう完全に六花特異点突破したやん・・・あとこれ、よおく読むと、相手モンスターリリースは同名でなくターン1なんですよ。つまり来々は手札にあればあるほど相手モンスター飛ばせるんですね。後手最強やん。加えてひとひら→ボタン→来々→絢爛まで流れでサーチできるので、既存の動きにそのまま加えるだけで運用できてしまう。素引き前提みたいなそんな弱いことは全くない。素晴らしすぎる。ありがとうコナミ神(神に感謝)

 

あとこのイラストなんですが、ボタンとエリカは魔法罠のイラストに今まで描かれていなかったんですよ。そこを抑えてくるなんて最高すぎる。ありがとう。ありがとう。(フィールド魔法感全然ないけいど。ただボタンとエリカが戯れてるだけだけど。どこら辺がフィールド魔法なんだろう・・・多分雪降ってること自体がフィールド要素なんだろう・・・)

 



 

総評

コナミ様、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに凄まじい強さの新規をもらい、100点満点中120点の評価ですが、環境的に見るとエクソシスターや勇者、斬機含むサイバース系、果てはスプライト、ティアラメンツと言った、100点中5億点くらいの強さの新規だったりカテゴリーが出てるので、相対的には全然CSレベルには届きません。もちろん今までに比べれば圧倒的に強くなりましたが、上位デッキのインフレが桁違いすぎます。CSに六花を持ち込む人は以前に比べればかなり増えましたが、勝ちあがるのは相当大変です。

 

 

現在の構築

しらひめと来々、制限改定で無制限になったロンファは3積み、今まで2積みだったカードは全てピンに変更しました。そして一番変わった箇所は恵みの風を抜いて、天啓の薔薇の鐘を採用したことです。そこに関しては後で詳しく書きます。しらひめと来々が3積みの理由は明確です。後手捲り最強カードだからです。しらひめは単純な手数を増やせるカード、来々は最強の除去で、初手にあればアポロウーサのような妨害モンスターは簡単に潰せます。基本的に後手で捲るときに目指すことは、オレイアを出して盤面を荒らして、8000ショットキルを目指すことです。このデッキで除去ができるのはオレイア、アルセイ、ティアドロップですが、来々があればEXデッキに頼らず除去ができるので、非常に動きやすくなります。今までの六花では後手捲りをするには展開の線が細すぎて、ひとひら1枚潰されただけでターンエンドというのは日常茶飯事でした。しかし、しらひめと来々があれば後手でも動ける幅が相当広がるのでソリティア同士のデュエルでもいい勝負ができます。当然先攻時でも強いカードです。なので3積み必須でした。特にしらひめに関しては、このデッキにとって最重要なストレナエに繋ぐために☆4モンスターが多めに欲しいということもあって尚更3積み確定ですね。ロンファはぶっちゃけ2積みのままでもいいかなと思ってましたが、まずはお試しで3積みしてみることにしました。するとどうでしょう?ピオネでロンファをめくる確率がすさまじく上がりました。ピオネでロンファをめくって弱いわけがありませんこれは3積み確定ですね。しかもこのデッキは死者蘇生を入れています。ロンファ+死者蘇生はこのデッキ最強のコンボです。その確率が上がることを考えたら3積みしない理由はありませんね。規制が強くならない限り3積み継続ですね。

また、今までひとひら以外のメインの六花達は2積みでしたが今回ピンに変えました。しらひめと来々の枠を確保するのと、同名ターン1があるカードをピンにして、同名被りが起きて死に札になる状況を極力減らしました。加えて、既に効果を使ったモンスターがピオネでめくれてアドに繋がらない、という状況も減らすことができたので、初手ハンとピオネのめくりの質を高めることができました。ピンのカードが多くても、ひとひら、絢爛、それをサーチできる来々、何にでもなれるロンファが3になったことでどんな状況にでも合わせて必要なカードにアクセスできます。なのでピン積みのカードだらけでも問題になることはほとんどありません。

 

《恵みの風》の不採用

今回の構築から恵みの風を不採用にしました。

このデッキではスイートマジョラムを採用しているので、本来ならば恵みの風も採用するのが当たり前です。しかし今回恵みの風をデッキから抜くことにしました。その理由は2つです。

1:ピオネのめくりの質を上げるため

2:素引きしたくない札をなくすため

1についてですが、この六花の構築では、ピオネのめくりが展開の質を大きく左右します。なので植物族モンスター以外のカードが多いと自然とピオネで展開できるモンスターの数も減り、最悪0体の確率も上がってしまいます。しかも恵みの風がピオネで落ちるとサルベージもできないので、あてにしていた回復手段がなくなることにもなります。これはかなり痛いです。

2についても、マジョラムなしで恵みの風を素引きしてもこのデッキでは貢献度がかなり低いのです。マジョラムでサーチできるカードは3種類存在しますが、このデッキはアロマデッキではないので、回復を重要視はしていません。なので恵みの風以外を採用することもできないです。つまり恵みの風を素引きした時点で、マジョラムで本来取れた1アドを取れなくなってしまうのです。その分初手ハンを潰しているのでむしろディスアドです。

以上の理由から、恵みの風なしでマジョラムを運用する方法がないか模索しました。要するに相手ターン中に回復する手段を別に確保できればいいわけです。

 

 

 

 

 

考えました。

 

 

 

 

その結果、たどり着いた答えが・・・

 

 

 

 

 

これだ!!

ハイペリュトン(X素材にローリエ、ストレナエ)

ハイペリュトンでローリエをX素材にして相手ターン中に墓地に送って回復すればいいんだ!!

 

ローリエは植物族全体でも超貴重な、どこからでもいいから、コストか効果か関係なく、墓地に送られさえすれば効果を発動できるめちゃくちゃ優秀なモンスターです。

 

そしてハイペリュトンは自ターン中ではX素材を補充する効果を持っています。

 

これを利用してローリエをX素材にして、破壊したい対象がある状態で、相手がモンスター効果を発動したら、ハイペリュトンの効果をX素材のローリエを切って発動し無効にして破壊。するとローリエで回復。その後、チェーン1ジャスミンのサーチ効果、チェーン1マジョラム破壊効果とアロマ組の効果を発動することができます。(チェーンの順番はどちらが先でも大丈夫です)マジョラムの除去ももちろん強力ですが、墓地にしらひめがいなければ、ジャスミンでサーチすることで妨害を更に増やすこともできます。(しらひめは手札からも発動可能)

マジョラムとの兼ね合いから、ハイペリュトンの発動タイミングを慎重に見極めるプレイングが求められますが、恵みの風という素引きNGかつピオネの確率を下げる札を抜くことができたことを考えればメリットのほうが圧倒的に上です。

以上のことから恵みの風を抜くことに成功し、その役目を既に入っているカードを駆使して担わせることができました。

ちなみに「ローリエが1枚しか入ってないのにそんな都合よく素材にできるかよ!!」って思うかもしれませんが、ピオネ、ロンファ、マルデル、141、おろ埋、さらには、絢爛でひとひらと同時にサーチ、などもあるので、ローリエにアクセスすることを意識すれば意外とピンでもアクセスすることは難しくありません。

 

《天啓の薔薇の鐘》の採用

以前から注目していたカードの1枚です。植物族サポートの魔法罠では珍しい墓地発動効果を持っています。ただし、①②どちらか一つしか使えないという致命傷を抱えています。まあそれができたら実質デッキから特殊召喚と何も変わらないので当然かもしれませんが、ガッカリ感は否めません。また、サーチ先がイマイチだったので採用に踏み切れませんでした。ですが今回採用した理由は以下の通りです。

1:サーチ先にリリーボレアというssできるモンスターが増えたこと

2:スノードロップと薔薇恋人だけでは手札の植物を捌ききれないこと

3:ピオネで落ちても最低限の仕事をこなせること

4:植物族モンスターで採用したいカードがなくて、複数積みしたいカードもなかったこと

1について、現在の構築で薔薇の鐘でサーチできるカードは、ヘレボラス、エリカ、マルデル、イングナル、ボレアの5種類です。今まではボレアがいなかったので、4人とも手札からは自身をssできる効果がなかったので、スノードロップや薔薇恋人のssを食い争うことになりました。また手札の薔薇の鐘を捨てる手段もないので素引きしたらサーチするしかありません。ですが、ボレアがいれば展開を横に広げることになる=薔薇の鐘が展開を広げるカードになります。なのでボレア登場以前と比べてカードの役割が広がったと言えます。ちなみにイングナルは植物族モンスターの効果でssされないと効果を使えないので薔薇の鐘でssしても効果を使えないので注意です。

2、3ですが、自身を手札からssする効果を持たない植物を素引きした場合、通常召喚以外では、スノードロップ、薔薇恋人で手札からssする、もしくは、にん人、141のコストで墓地に送り墓地からssするかのどれかを行うしかありません。これらの植物が手札でダブついた場合、ロンファや141を薔薇恋人にする、にん人にアクセスして墓地に送るルートを考えながら展開する必要が出てきます。その結果最終盤面の構築に不都合が生じる可能性も出てきます。例えば初手ハン5枚が

ひとひら、イービルソーン、ロンファ、マルデル、しらひめ

の場合、しらひめは自身をssできるのでいいとして、ひとひらは効果でボタン→来々→絢爛→スノードロップと繋ぐためnsする、となるとスノードロップでssする先がロンファ、イービルソーン、マルデルの3人が重なります。ロンファを出せば薔薇恋人になりますが、それでもイービルソーンかマルデルかのどちらかは手札で死に札になってしまいます。薔薇の鐘がなければこれ以上の展開は望めませんが、薔薇の鐘が入っていれば、もしピオネで落ちた場合、マルデルをssできるため、展開を伸ばすことができます。可能性は低いですが、入っていればチャンスはあります。

こういうハンドが起きることは少なくありません。その度にssするための手数が欲しいと思っていました。その解決策として天啓の薔薇の鐘は現状最適解でした。もちろんピオネでssできる植物族ではないので、理想解ではありませんが、現カードプールの中では一番の解決策だと思っています。

最後に4ですが、上でも述べましたが、しらひめ・来々登場以降の構築では、3積みか、ピンのカードしかありません。今までは2積みのカードがいくつかありましたが、2積みする必要性がなくなりました。おかげで、同名ターン1があるカードは、3積み必須のカードを除けば全てピンになりました。そのため、初手で同名が被って実質死に札になる状況(例えばプリムや薔薇恋人が初手に2枚来る)を限りなく少なくすることができました。しかしその構築をするとどうしてもデッキが39枚になって、あと1枠空いてしまう状況でした。その1枠を埋める植物族モンスターがどうしても見つからず、そこで目を付けたのが天啓の薔薇の鐘でした。上で述べたように、素引きでも使えて、ピオネで落ちても最低限の仕事をするこのカードなら求めてる答えになるだろうということで採用に至りました。

実際に使って見ると、ボレアで展開を伸ばすだけでなく、後手捲りのときにヘレボラスで安全に展開を通したり、エリカを使って邪魔者を戦闘破壊してからメイン2で展開したりと思ってた以上に幅があるカードだと思い知らされました。特に次のターン以降のリソースになるという点は大きいです。現状ではこれに代わるカードはないと思っているので、よほど強い植物族新規が来ない限りは採用し続けようと思います。

目指す盤面

以前の記事でも書きましたが、このデッキの目指す盤面は決まっています。

最終盤面

           ジャスミン

           ↙      ↘

ティア              マジョ ハイペ カンザシ

 

如何にこの盤面にできるかを、初手ハン+ピオネのめくりから考える必要があります。改めて解説するとこの盤面にするためにはストレナエをジャスミンでリリースし、ストレナエ効果でハイペリュトンを出しつつ、カンザシの効果を活かしてティアドロップ、マジョラムまで繋げます。ここまでの前提条件として、ピオネで出したモンスター2体でストレナエを組む必要があります。なので、☆4が予め落ちていて欲しいのです。スノードロップの効果で☆4に揃えることもできますが、できる限り後半まで温存したいので、ピオネの効果で☆4に変えられるようにしたいです。なので初手ハンはできる限り☆4にアクセスすることを意識しながら、ピオネをリンクすることを考えます。ピオネとストレナエが出たら、ピオネと誰かでジャスミンを作り、ストレナエをリリースすれば後は上記盤面になるように頑張りましょう。理想的な動きはイービルソーンでピオネを作り、ローリエを素材にジャスミンを作ることです。サーチでカードが増えるので、上記盤面を作れる可能性がグッと上がります。また、ピオネで3体めくれてssできないやつがいてもストレナエのサルベージで活かすことができるのでそこも考慮しましょう(六花魔法罠が落ちたらそれも候補です)

また、今までは最終盤面がティアドロップのフリーチェーンリリース、ハイペリュトンの無効破壊、マジョラムの破壊と対象耐性、カンザシの破壊耐性、ジャスミンの戦闘耐性でしが、ここにしらひめの無効、来々のコストによるリリースと、妨害が増えました。妨害の最大値も増えたので、展開するときはそこも加えられるように展開パターンに加味する必要があります。

 

 

最後に

基本的にこのデッキは初手ハン+ピオネのめくりという5+3=8枚のランダム札の結果で展開が決まります。ピオネのめくり3枚は事前のデッキ圧縮で多少は質を上げられますが、「○○1枚で最終盤面△△までできます」というような展開デッキとは全く真逆の組み合わせガチャデッキなので、常に展開パターンを考える必要があり大変です。ですがその分毎回違う組み合わせからどうやって上記盤面を構築していくか考えるのを楽しめるので使っていて毎回新鮮な気持ちで回せます。ファンデッキとしては非常にいい構築になったと思っています。今後も新規植物族や、シークレットシャイニーボックスが今年も出てワンチャン六花が入れば更なる新規の可能性もあるのでまだまだ先が楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも他のデュエリストの参考になれば幸いです。それではまた次回。

無課金でマスターデュエルを始める。

こんばんは、タッキーです。

昨日1月19日に突如配信開始された遊戯王マスターデュエル。

リンクスと違い現代遊戯王がネットでもできるならとても素晴らしいだろうと思っていましたが、課金しないと欲しいカードが全く手に入らないなら私は「それなら紙で集めるわ」っていう思考になるタイプです。

ツイッターでの評判を元に「無課金でもいけるのではないか?」そう思い私もインストールし、どうなのか試してみました。

この記事は、現代遊戯王をやっていて、マスターデュエルを始めようか悩んでいる、もしくはどうすればいいか分からない決闘者(特にカジュアルデッキを回そうと検討してる人)向けに作成しました。この記事での始め方が最も効率的かは保証できませんが、始める参考の1つになれば幸いです。今回は自分の好きなカテゴリーデッキを無課金で作る方法を簡単に紹介します。

 

マスターデュエルをインストール

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タイトル画面

私はPCで始めたので、プラットフォーム「Steam」からインストールしました。switchやPS系列は持っていないので試せませんでした。インストール後、起動すると簡単なチュートリアルが始まります。モンスターの召喚や攻撃などを教えてくれる内容で10分足らずで終わりました。これが終わったタイミングで3つのデッキの内1つを無料でもらえます。ここではどれを選んでも大丈夫です。

仕様

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ホーム画面。ここから色んなページに飛ぶ。

マスターデュエルの仕様として、カードを集めるためには石に相当する「ジェム」を使ってパックを引きます。ジェムを貯める方法は一般的なソシャゲのようにログインボーナス、ミッション、課金などがありますので、無課金でカードを集めるにはミッションをこなすのが重要です。

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ミッションの内容。

ミッションの内容は「デュエルで罠を発動する」などのようにデュエル中の行動系が結構ありますので、何度もデュエルするだけでミッションはこなせそうです。それ以外にも「○○機能を使う」などもあるのでよく確認してジェムを貯めましょう。

カードの集め方

さてここからが本題です。カードの集め方は上記のジェムを貯めてパックを引くのが1つ。しかしパックの収録数はどうなのか・・・

 

 

 

 

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1パック10枚入りです

 

 

 

 

 

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収録枚数6000枚超え!!!!!!

ここから狙ったカードを引くのはもはや不可能でしょう・・・

 

 

 

そこで重要なシステムがあります。それがカードの「分解」と「生成」です。簡単に言うと持ってるカードを売却して専用のポイントに変換して、そのポイントで欲しいカードをピンポイントでゲットする方法です。この方法なら欲しいカードを確実にゲットできます。ではその方法を解説します。まず前段階として何でもいいのでパックを1パックでいいので買っておくとスムーズに進めます。

まずホーム画面から「DECK」ページへ飛びます。ここはデッキを編集するページです。

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それを押すと

 

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こんなページに飛びます。ここでは+ボタンで新しいデッキを作りましょう。

 

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新規作成

 

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デッキ編集画面になりました。

 

画面右を見ると所持カード一覧が出てます。

 

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赤丸部分は自分が所持しているカードです。カードの画像が明るいです。下の黄丸部分は未所持カードです。カードの画像が暗いです。このように持っていないカードも全て閲覧できるようになっています。

例えば霊使いで検索すると霊使いカードが一覧で出てきます。

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そして所持してるものと未所持のものが分かります。では未所持のカードを手に入れるその方法ですが、

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デッキに入れない、手放してもいいようなカードを1枚選択します。左下の赤丸で「分解」と選べます。これをするとそのカードは手元になくなり左上の黄丸のポイントに変換されます。同名カードを複数所持してるとその内1枚だけを分解することになります。変換されるポイントは各カードのレアリティごとのポイントになります。今回の「六花のひとひら」はノーマルなので、「N」のポイントが10手に入ります。また青丸の「生成」を押すとそのカードを手に入れることができます。この場合30のNのポイントを消費して「六花のひとひら」1枚をゲットできます。つまり要らないカードをポイントにして、検索で未所持のカードを検索してポイントでゲットすることができるのです。まずはこれで欲しいカテゴリー(今回なら六花)のノーマルの未所持カードを何でもいいので1枚ゲットしましょう。

 

すると

 

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新しいパックが解放されます。特定のカテゴリーをゲットしやすくしたパック「シークレットパック」というものがあるので、あとはこれを10パックまとめて引きます。そうすると欲しいカテゴリーのカードが結構ゲットできます。ただUR(ウルトラレア)、SR(スーパーレア)はやはり封入率が低いので、パックでNやRをある程度揃えたら分解と生成でゲットするのが効率的だと思います。上記の生成をする場合、URにはURのポイントが必要なので、不要なURを分解する必要があります。なのでいらないURやSRが出ても分解して欲しいものに変換しましょう。

あとはこれを繰り返せば理想のデッキが完成できます。

 

実際にこの方法で組んだ六花デッキがこれです。

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OCGで組んでいる構築とほぼ同じです。実際にはおろ埋とワンフォーワン、アルセイがいるのですが、URなのでまだゲットできていないです。ちなみにリミットレギュレーションのカードやうらら、増G、壺などの汎用札は幹並URばかりなので集めるのは大変だと思います。なのでほぼカテゴリーのカードオンリーで、汎用札をほぼ入れないデッキを作る分にはハードルは下がると思います。あとは欲しいカードのレアリティが低いかどうか検索して確かめてみてください。

 

最後に

以上が無課金でマスターデュエルを始める方法です。これならほぼOCGと同じデッキを組めるので使い慣れたデッキを回すことができて非常に楽しめると思います。自分も早速六花を使ってフリー対戦をしましたが、とても楽しいです。マスターデュエルは想像以上にOCGプレイヤーにとって素晴らしい存在だと私は思いました。もしやろうか悩んでいるなら、是非ともやってみてください。

最後にここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。少しでもマスターデュエルを始めようとしている人の参考になれば幸いです。それではまた次回。

森羅の舞踏娘 ピオネが六花デッキの構築に与えた変化

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明けましておめでとうございます。

タッキーです。

今年も遊戯王のブログをちょくちょく書いていきますのでどうぞよろしくお願いします。

 

さて今回は新年早々情報が出た新規カード、森羅の舞踏娘 ピオネと六花デッキについての記事です。あとついでに《セリオンズ“リリー”ボレア》についても書きます。今回は大会で使うことは考慮せず身内やカジュアル同士での決闘を前提にした記事です。そのことを考慮した上でお読みください。

《森羅の舞踏娘 ピオネ》

 

効果は見てのとおり植物でしか使えないけど、成功すればノーコストで2体展開できるリンクです。出したモンスターは「基本的には」リンク素材にはできません。シンクロエクシーズなどに使うのが基本です。②の効果も考えると森羅がX召喚カテゴリーなのも相まってX召喚加速装置ということです。

さてこいつ、一見するとギャンブルカードに見えるので強くないように見えますよね?実際ギャンブルカードです。ごりごりの森羅デッキにするか、デッキトップを仕込むカードを多めに積まない限りただのギャンブルです。今回の記事は六花デッキにおけるピオネの使い方の考察なので、先に述べた2つのやり方はもはや六花デッキからかけ離れるので今回はなしです。

では六花デッキでこいつをどう使うか。

 

 

考えました。

 

 

ますピオネ登場前の六花の構築がこれです。

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EX14枚にあと1枚がピオネ

デッキ内の植物族が29枚です。3/4が植物族なので特に仕込みしなくても植物2枚くらい出そうじゃないですか?なので深いこと考えずこの構築にピオネ入れただけで回してみました。

 

 

 

めっちゃ強い盤面できちゃったよ。

 

最終盤面

           ジャスミン

           ↙      ↘

ティア シクラ マジョ ハイペ カンザシ

恵みの風

 

全体効果破壊耐性1回、植物全員対象取られない、ジャスミンとリンク先2体に戦闘破壊耐性、フリーチェーンリリース1回、ほぼフリーチェーン破壊1回、モンスター効果無効破壊1回、サーチ1回

 

 

これはやばい。なぜならこの盤面はかつて試した芝刈り60六花で超上振れたときにしか起きなかった最強盤面だからです。それをピオネ入れただけで簡単にできてしまいました。これはヤバい。めっちゃ考える必要がありそうです。

ということでめっちゃ一人回しして考えました。

 

上記動画の展開解説

 

初手:恵みの風、ローリエ、ボタン、バラガール、にん人

 

にん人ns→にん人コストにボタン効果自身ss→処理後ボタンサーチ効果チェーンバラガール自身ss→絢爛サーチ、バラガールss→ボタンとバラガールでリンク、ピオネ→ピオネ効果、めくれたのがイングナル、ひとひら、スポーア、スポーアを墓地に、残りの2体をリンク先にss→イングナル効果墓地のボタンss→ひとひら起動効果スノードロップサーチ→絢爛リリースなしで発動、ヘレボラスサーチ→ピオネ効果対象墓地のにん人、リンク先のイングナル、ひとひらをにん人と同じ☆4に→その2体でX召喚ストレナエをピオネのリンク先に→ストレナエ起動効果墓地の絢爛サルベージ→ボタンリリースしてスノードロップ効果、自身とローリエss→ローリエとピオネでリンク召喚、ジャスミンローリエ効果ライフ回復→ジャスミン効果プリムサーチ→ジャスミン起動効果、ストレナエリリースしてロンファをデッキからss→ストレナエ効果ハイペリュトンss、チェーン手札のプリム自身ss→ロンファ効果自身リリース、デッキからマルデルss→マルデル効果シクランサーチ→スノードロップ効果対象プリム、全員☆4→プリム効果自身とスノードロップの☆を2つ上げる(結果両方とも☆6)→☆6のプリムとスノードロップでX召喚、カンザシ→手札のヘレボラスコストに墓地のにん人効果自身ss→墓地のロンファ除外してスポーア効果自身ss、チェーンハイペリュトン、墓地のローリエをX素材に→スポーア☆4でss→手札のシクラン効果スポーアの☆を2つ下げる(結果スポーア☆2)→☆4にん人と☆2スポーアでS召喚マジョラム→マルデルリリースして墓地のヘレボラス効果自身ss→カンザシ効果、X素材のスノードロップ取り除いてそのスノードロップを蘇生→☆8のヘレボラスとスノードロップでX召喚、ティアドロップ→恵みの風セット→エンドフェイズ、シクラン効果自身ss

 

ライフ:8500(相手ターン中に更に500+500回復可能)

手札に絢爛

墓地にひとひら、ヘレボラス、にん人

 

 

 

展開の仕方

まず初手を見たら真っ先にピオネを立てることを考えます。そしてピオネで2体出たらストレナエを出すようにします。そしてピオネと誰かでジャスミンを立てます。ここまで来たら簡単です。今までブログで解説してきた展開パターンと同じです。過去のブログを参照してください。

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ピオネの使い方はとても簡単。初動です。そしてピオネを素材にジャスミンを出す、ピオネでssしたやつでストレナエをX召喚する。それだけです。重要なのは今までジャスミンとストレナエを同時に立てるには手札4枚使うのが当たり前だったのが、ピオネを使えばより少ない札で成り立つし、多少事故ハンドでもかなりの盤面を作れるのです。ただしハイペリュトンを立てるためにはほとんどの場合ヘレボラスの墓地効果を使う必要があるのでヘレボラスにアクセスする方法を考えながら動く必要があります。

ちなみにマジョラムを立てる方法はこのデッキでは2パターンしかありません。チューナーがスポーアとバラガールだけなので、その2体を使ったレベルの組み合わせでしか出せないということです。スポーアの場合は基本的に墓地の☆1を除外して☆2の状態で自己再生して☆4とシンクロします。ほとんどの場合にん人の手札コストでスポーアを落としてにん人とスポーアで出します。バラガールの場合、☆3とシンクロしなければいけません。このデッキでは☆3はロンファしかいません。なのでバラガールはロンファとシンクロが基本です。実はロンファの効果は自分フィールドの植物なら誰でもいいのでロンファ自身を残して違うやつをリリースして効果発動でもいけるのです。これをすればバラガールと自然にシンクロできます。マジョラムをS召喚するには大体この2パターンが成り立つかどうかを見極めながら展開します。

 

構築の見直し

ピオネが入ることで構築を見直しました。それがこれです。

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コアキメイルグラヴィローズは後述するリリーボレア。

今まで入れなかったイービル・ソーンを入れました。理由は簡単です。イービルソーンを2枚以上素引きして事故るデメリットより、採用することで上振れるメリットのほうが上回ったからです。こいつはピオネと最も相性のいいカードです。超貴重なピオネを1枚でリンク召喚できる上に、ピオネでめくれば即座に2体増えます。ここが重要で、ピオネで出したモンスターはリンク素材にできません。しかし効果は使えます。なのでイービルソーンの効果で2体出せばその2体はリンク素材にできるのでジャスミンを簡単に出せます。ヤバすぎです。しかも今回はマジョラムを積極的に使うので地味なバーンがアロマ組にとってめちゃくちゃ重要になります。とにかくイービルソーンはヤバいです。

あとは薔薇恋人を1枚にしました。ぶっちゃけこのデッキはサーチ・リクルートが半端なく多いのでピン挿しのカードにも容易にアクセスできます。今まで薔薇恋人は消耗品だったので2積みしてましたが、ピオネでアクセスできる確率が上がったこと、2枚被ったときに死に札になり事故に繋がることを考慮して減らしました。実際薔薇恋人は展開に絶対必要なカードではなく、アクセスしたときにどう使うか考えればいいだけなので問題ないです。

空いた枠には新規のこいつを入れました。

 

《セリオンズ“リリー”ボレア》

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こいつの役割はシンプルです。ただのssできる植物族。それだけです。他のセリオンズカードを入れることも少し考えましたが、ピオネを活かすにはデッキ内の植物族を少しでも多く入れることが重要なのでそれを阻害する他種族のモンスターや魔法罠は採用しません。なのでリリーボレアの役割はただssできるだけの植物です。しかしこれがけっこう大事で簡素融合には一歩劣るものの、ほぼ状況を選ばずssできる貴重な植物族です。これができる植物族はほとんどいないので採用しました。特にこいつは☆8なので六花絢爛でスノードロップ、ヘレボラスと合わせてサーチする選択肢にできます。なので非常に使いやすいです。しかし被ると事故に繋がるのでピン挿しにしました。

 

一人回しした結果

今回の構築では六花デッキであることを前提にしているのでデッキトップを操作することを初めから諦めています。そこまですると六花デッキとして破綻すると思ったからです。その代わり構築の段階でピオネで2体以上出せるように植物族の比率を増やすようにして最大限の結果を得られるようにしています。はっきり言ってやってることはアダマシアと一緒です。では実際どの程度成功し、どの程度失敗するのか、またその結果できる最終盤面はどうなるのか、30回一人回しして検証しました。先攻1ターン目、初手ハン5枚で、相手からの妨害なしという想定で、ジャスミン、カンザシ、ティアドロップ、ハイペリュトン、マジョラムの5体をどの程度の確率で召喚できるか検証しました。下記がその結果の表です。

 

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備考欄解説

恵みの風なし;ピオネで落ちた

初手の○○;初手ハンで握り、展開に一切絡まず死に札になったカード

場の○○;自身の効果などで最終盤面にいるモンスター

ライフ差なし;イービルソーンのバーン、ローリエの回復もなくターンエンドした盤面

カード名のみ記載されているもの;サーチ・サルベージして手札に残ったか場に伏せたモンスター・魔法・罠

 

ピオネで2体出る確率

上記の構築(40枚デッキ、その内植物族29枚、ほぼ3/4が植物族)で30回一人回しした結果

 

ピオネで2体出せた回数:24回

ピオネで1体出せた回数:6回

ピオネでssできなかった回数:0回

 

確率的に言えば2体出せるのは80%。めちゃくちゃ良い結果ではないかと個人的には思います。またピオネで魔法罠がめくれても、六花魔法罠ならストレナエでサルベージできるのでその場合はそこそこ強いです。一応カウントしてないときの一人回しでもこれとは別に30回以上はしたと思いますが、それ込でもssできなかったときは1回しかありませんでした。つまり60回以上回してもssできないのは1回しか起きないということでした。結論として、ピオネは2体出せるのがほとんど、悪くても1体、0体のときは気にすることはないといったくらいの感触でした。

 

イービル・ソーンによる事故の確率

イービルソーンが絡む事故の種類は2種類あります。1つは初手で2枚以上来ること。もう1つはピオネで2枚以上めくること。どちらもイービルソーンの効果の意義がほぼなくなるのでかなりキツイです。その確率も検証しました。

 

初手でイービルソーンが2枚以上引いた回数:0回

ピオネでイービルソーンを2枚以上めくった回数:1回

 

恐ろしいことにイービルソーンの事故はほとんどありませんでした。どちらかというとイービルソーン関係ない手札事故(恵みの風素引き、ヘレボラスとエリカが初手で被るなど)のほうが起きてた印象でした(それでも最終盤面は強力なものになりましたが)

最終盤面の確率

検証した全部の初手で、最終盤面がどうなるかを記録しました。ここでの最終盤面は今までのブログ記事で解説した、ジャスミン、カンザシ、ティアドロップの3体のもの、これにハイペリュトンが加わるもの、それに更にマジョラムが加わるもの、以上の3パターンを目指すものとしました。手札や、めくり次第では上記とは違う盤面にもなりうるのでジャスミン、カンザシ、ティアドロップ、ハイペリュトン、マジョラムの内、誰が出るかということと、残り手札、伏せてる罠に何があるかを検証しました。

 

ジャスミンが出せる確率:100%

カンザシが出せる確率:100%

ティアドロップが出せる確率:100%

ハイペリュトンが出せる確率:97%

マジョラムが出せる確率:67%

 

今までの六花ではジャスミン、カンザシ、ティアドロップの3体が並ぶのが基本で、上振れるとハイペリュトンが並ぶくらいでした。マジョラムなんてごく稀にしか使わず、5体並ぶのは不可能くらいでしたが今回の結果はとんでもないものでした。5体並ぶ確率は6割強。弱くてもハイペリュトンは当たり前レベルです。表には記載はありませんが、ほとんどの場合、ハイペリュトンの効果でローリエをX素材に吸収しているので相手ターンにジャスミンでサーチが可能です。ライフに変動がない場合は備考欄に記載があります(これはミスなのですが、簡素融合を使用した際はこちらがライフ負けている状態になります。そちらも記録すればよかったです。ただ簡素融合が絡んだ展開でも相手ターン中に回復してライフを上回ることはできます)

ピオネのめくりの結果と照らし合わせると1体しか出せない場合はやはりマジョラムまではほぼ行かないし、例え2体出せても、必ずマジョラムまで行くとは限らないということが分かりました。しかし、どんなに事故っても最低3体は並べられることは分かりました。今までの六花と比べると段違いの展開力です。弱いときはカンザシとティアドロップ止まりという盤面もそこそこにありましたが、今回の検証では1回もありませんでした。ピオネ(とイービルソーン)のおかげで展開力と安定性が飛躍的に向上したのは間違いありません。

 

検証結果を踏まえて

ピオネが六花に与えた影響は凄まじいです。もちろん今回はイービルソーンとリリーボレアも入れたのでピオネだけのおかげではありませんが、それでもその影響は計り知れません。もちろん今回の検証結果はカジュアル決闘で先攻時に回したときが前提なので、後攻時にどうなるかは実際に決闘した上での判断になります。とは言え初手5枚でここまで動けるなら6枚なら更に動けるし、元々後手の場合は無理に展開せずアルセイ、オレイアを使って相手の盤面をはがすことを優先するのでまた違った動きにはなりますが、どちらにしてもピオネが強いことには変わりないでしょう。

今後の植物族ないしは六花の強化の入り方次第ではこの展開型で公認大会、ひいてはCSでの使用もあり得なくはないと思わせてくれるほどの結果だったと思っています。もちろん今のままでは到底無理なのでしばらくは身内などとやるくらいに留めておくとは思います。しかしここまで先攻で強力な布陣がしけてしまうとカジュアルで使うにもオーバーパワー感は否めないので相手のデッキを選ぶようにはしないといけないと思います。

最後に

ピオネの登場は六花に限らず森羅や植物全体に大きな影響を与えたと思います。すでにマシュマックを使った先攻ワンキルもあるらしいです(ピオネが悪いというよりは大体マシュマックのせい)。

ストレナエ以降全く音沙汰ない六花新規ですが、六花ではない植物族の新規は少しずつ増えているし採用可能なもの(ストレナエ以降でも、イングナル、ハイペリュトン、バラガール、簡素融合など)も出ています。その度に構築や展開の見直しなどを行って磨き続けているのでまだまだ可能性はあると思います。そしてシークレットシャイニーボックスが続けば、行く行くは六花の番が回ってくることも想定できます。なので今はあるものを駆使して考えていこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。少しでも六花使いの参考になればと思います。また六花に変化があれば記事を書こうと思います。そのときはまた読んでいただけると幸いです。今回はこれで失礼いたします。どうもありがとうございました。

六花デッキの新しい採用札、新展開パターン2種

こんばんは、タッキーです。

前回の六花の記事を書いてから、また新しい展開パターンを見つけたので今回も六花の記事です。各六花や植物族モンスターなどの解説は六花デッキの構築、採用札について - タッキーの決闘の記録で紹介してますのでそちらをどうぞ。

前回の展開パターン「4体展開」

まずは前回の記事で紹介した展開をおさらいしたいと思います。

前提として自分の六花デッキはあくまでカジュアル志向構築で、相手にも同じレベルのデッキを使ってもらって初めて面白いデュエルができます。妨害するよりも展開することに重きを置いていまので、初手ハン全てを展開に全振りできるように構築しています。そこをご理解いただいた上で読んでもらえればと思います。

(この動画、本当にテキトーにドローして展開したけど、残った手札上振れしすぎだ・・・)

ジャスミン効果ストレナエリリース、ロンファss→処理後ストレナエ効果カンザシss→ロンファ効果ヘレボラスss→処理後カンザシ効果スノードロップss→ヘレボラスとスノードロップでX召喚ティアドロップ

 

4体展開という名前はこの展開を行うための条件として、リンクジャスミンとストレナエを同時に出すこと=植物4体(内2体は☆4)を展開する必要があるため、こう名付けました。

 

4体展開する過程は毎回初手ハンを見てどうすればできるか考えながら行いますが、ジャスミンとストレナエさえ出せれば後は共通です。一度ロンファを挟むことでカンザシの効果を誘発させています。

しかし4体の中に予めヘレボラスがいれば、ジャスミンのリクル対象は何でもよくなります。墓地のヘレボラス効果でリクル対象をリリースすればそれでカンザシ効果が誘発します。なのでそのときはマルデルを持って来ればエリカ、ヘレボラスなどをサーチすれば相手ターンに備えることができます。

この六花デッキでは常に初手ハンでこの4体展開を目指すことを心がけています。妨害はティアドロップ1回だけですが、カンザシのおかげで効果破壊の身代わり、ライフが上ならジャスミンで戦闘破壊耐性があるので守りはそこそこ堅く、仮に盤面が全滅しても墓地にひとひら、ヘレボラスなどの墓地アドがあるので十分巻き返せます。後攻で展開するときはドローフェイズの1ドロー分、展開に使える札が増えるので多少は妨害を踏み越えやすくなります。

この展開ではストレナエ、カンザシ、ティアドロップの効果をフルで活用でき、メインの全ての六花にも役割を持たせることができるので、非常に気に入っています。特に、使いづらい効果のシクランを手札に握っておけば、カンザシで身代わりリリースに使うことで安全にシクランを相手エンドフェイズに蘇生できます。

新しい展開パターン①「5体展開」

新しい展開パターンは上記4体展開を更に発展させたものです。

これはBLAZING VORTEX新規の弓イングナル、ハイペリュトンが登場したことで生まれた展開パターンです。

妖精弓士イングナル

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イングナルは貴重な釣り上げが可能なモンスターです。六花は基本的に場の植物をリリースして自身を出すだけなので、盤面の数は変わりません。イングナルは0:1交換を可能にするのでアドバンテージ上、重要な存在になります。上記4体展開を行う場合、基本は手札を4枚消費するのが普通ですが、イングナルが絡めば3枚消費で済むようになります。つまり残りがヘレボラスやエリカ、素引き深々や薄氷などになれば妨害量が増えるのです。なのでイングナルは非常に強力です。

神樹獣ハイペリュトン

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ハイペリュトンはテキストのまんまです。妨害です。ただ、素でXするには☆9二体、つまりマルデルにスノードロップ効果を使わないと出ないです。こいつの最大の強みはストレナエで出せることです。X素材を補充する効果を持っているためストレナエで出してもX素材の少なさを気にする必要がないので、相性は抜群です。

今回の新しい展開パターンではこの2体をフル活用します。

ジャスミン効果ストレナエリリース、イングナルss→処理後ストレナエ効果ハイペリュトンss、イングナル効果☆6蘇生→☆6二体でX召喚カンザシ→残った1体をリリースしてヘレボラスss、チェーンハイペリュトンX素材補充→処理後カンザシ効果スノードロップss→ヘレボラスとスノードロップでX召喚ティアドロップ

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最終盤面:2素材ハイペリュトン、リンクジャスミン、リンク先に2素材ティアドロップ、1素材カンザシ、手札に絢爛

展開の条件は「イングナル未使用で植物5体、その内2体を☆4、さらにヘレボラスを5体の中に入れるか墓地に置く」。

 

4体展開の中にハイペリュトンが増えたことになります。展開の都合上、ハイペリュトンに補充できる素材はほぼモンスターしかないですが、それでも十分です。またカンザシのX素材が残っているので、ティアドロップで相手モンスターをリリースした後に何かしら蘇生できます。(ちなみにジャスミンのリンク先をカンザシ、ティアドロップにしているのは可愛い可愛い二人を守りたいからです。)

初手ハンを見たときに(これは上振れそうだな・・・もしかして5体展開いけそうじゃね?)と思えたら実行していますので、できるかどうかは初手ハン次第ですが、構築を寄せている上に死者蘇生ロンファを同時に引いたときや、141、おろ埋などが来たときはこの5体展開に繋がりやすいです。

 

新しい展開パターン②「3体妥協展開」

 これは文字通り事故って妥協するしかないときの展開バリエーションの1つです。

初手に深々薄氷風花など、絶対展開に絡められない札が2枚来たり、プリムやボタンなどが2、3枚同時に引いてどうしようもないとき用です。

ジャスミン効果1体リリース、イングナルss→イングナル効果☆6蘇生(スノードロップの☆変更効果未使用ならスノードロップでも可)→☆6二体でX召喚カンザシ→ジャスミンをリリースしてヘレボラスss→処理後カンザシ効果スノードロップss→ヘレボラスとスノードロップでX召喚ティアドロップ

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最終盤面:1素材カンザシ、2素材ティアドロップ

前提条件は「イングナル未使用で、植物3体、さらにヘレボラスを3体の中に入れるか墓地に置く」

 

これの妥協している点はストレナエを出していないので絢爛をサルベージできていない点です。それでもひとひらやヘレボラスという墓地アドがあれば、返しは十分行えますし、カンザシがいるので守りは多少は堅いです。

一応スノードロップ、ヘレボラス、プリムのような展開になればストレナエは出せますが、その場合、最終盤面は1素材ティアドロップ、守備ヘレボラスまでしか行きません。せっかくの墓地アドとして使えるヘレボラスを除外され得る状況に置かなきゃいけない上にティアドロップは1素材しかありません。

絢爛を取るか、絢爛以外を取るかという選択になると思いますが、状況を見ながら判断するしかないでしょう。(個人的にはヘレボラスを除外するのは嫌なのでこっちの展開はしたくないですが)

現状の構築

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モンスター29枚、いかにも展開デッキって感じがしますね~。今回新しく聖天樹の幼精、アロマージ・ローリエを採用しました。(配置的にローリエが「自分、六花ですけど?」みたいな雰囲気出してる)

アロマージ・ローリエ

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今までアロマガーデンを採用していましたが、入れ替える形で採用しました。なぜこいつに注目したかというと、サンアバロンの展開を考えた人が使用していたからです。六花関係ないですwwwアロマガーデンも4体展開の上では割と強い部類に入るカードでしたが、上振れカード感がぬぐえませんでした。何より2枚被ったときが地獄でした。それに対しローリエは被っても強いことが分かりました。

このデッキでは回復できるカードはローリエの③のテキストしか存在しません。なのでローリエの効果は、1枚目で③を使い、2枚目で①効果自身ssという流れでしか運用できません。逆に言うとそれが2枚被っても強い理由なのです。そして何よりアロマガーデンと違ってモンスターなので、ジャスミンのリンク素材にしながら回復できます。つまり即座にサーチが行えます。これが一番大きいです。しかもどこから墓地に行ってもライフ回復できるので、にん人、141のコストにしたり、おろ埋で直接落とすことすら意味があります。例によってモンスターなのでサーチリクルートは超簡単です。しかも☆1なので、ひとひらとあらゆるサポートを共有できます。ローリエが絡んだ展開は必ずライフ回復するのでジャスミンの戦闘破壊耐性も適用できます。そして5体展開にローリエを絡めた場合、ハイペリュトンのX素材にローリエを使えます。つまり相手ターン中にX素材のローリエを使ってハイペリュトン効果モンスター効果無効→ライフ回復→ジャスミン効果サーチ、という流れが組めます。そのサーチでヘレボラス、エリカ、シクランなどを持って来れば布陣はより強力になります。これは明確にアロマガーデンにはない利点です。こうした点から採用に至りました。ちなみにシンクロモンスターがいないのでチューナーにする効果は使いません。

 

ただメリットばかりのローリエにも決して無視できないデメリットがあります。

それは・・・

 

 

 

男ということ。

これまでマルデルや薔薇恋人、バラガールと六花以外のモンスターすらも女性モンスターばかりで人間の男はいませんでしたが、ローリエの採用でそれがとうとう崩れてしまいました。なぜマジョラムやジャスミン、アンゼリカ、ローズマリーと女性モンスターも多くいるアロマの中からローリエという男の効果が一番相性が良くなってしまったのか・・・。ローリエというロリっぽい名前なのにロリじゃなくてショタとか・・・(ちなみに自分は男の娘・女装少年は好きですがショタは好みではありません)。これじゃローリエおねショタデッキになってしまう・・・。しかもこいつアロマガーデニングのイラストでマジョラムに微笑まれて照れてるんだよなぁ!!

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なにマジョラムにちょっとよくされただけで嬉しそうにしてるんだよそこ代われ

聖天樹の幼精

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 ただの中継地点。効果は使いません。ってか使えません。ゲニウスロキもサンヴァインもいないので。

ただこいつは現状唯一の☆4以下植物1体で出せるリンク1植物なんです。

つまりにん人や薔薇恋人を即座に墓地に送れるんです。

これが相当重要で、まあハリファイバーからジェットロン、ジェットをリンクリにして自己再生する流れとやってることは一緒ですね。とは言えこのデッキはリンク値を伸ばすデッキではないので、意味合いとしては墓地で発動する効果を即座に起動するために行います。いままでこいつなしでもなんとかなるパターンのほうが多かったんですけど、4体展開の成功率が今まで8割だったとしたら、こいつのおかげで8割5分くらいまでは上げられたと思います。事故ハンを事故じゃなくさせてくれるため、こいつ(というかリンク1植物)は必要だと感じました。

ただぶっちゃけると、メイン、EXともにどのモンスターもほぼ全ての効果をフルで活かしているのに、完全に効果を捨てて経由するためだけのモンスターを採用しなきゃいけないのは、洗練されたこの六花デッキにとってナンセンスなんですよね。

不採用札

  • イービル・ソーン

 この六花デッキの大きな特徴として、素引きNGでデッキの中に眠っていなきゃいけないカードは、存在しないことが挙げられます。どのカードも素引きしてもスノードロップや薔薇恋人で手札から展開できるし、デッキではロンファ、ジャスミン、超栄養太陽でリクル、ジャスミンとマルデルでサーチ、と手札に来ようがデッキに眠ってようがどのモンスターにもアクセスが非常に容易なのです。そのおかげで引いちゃいけないカードを引くことによる事故をなくせて、ストレスフリーでデッキを回せます。イービルソーンは単純に1:2交換取れる優秀なカードですが、その分2枚以上引くと事故るという無視できないリスクを抱えます。これは上記の特徴を潰してまで採用したいリスクには見合わないと思い不採用にしています。

イービルソーン同様素引きNG札を入れたくないため不採用です。ドリュアスでサーチできるカードは現状、シュラインしかなく、これを採用すると素引きした時点でディスアドです。予想guyなどの併用も検討するとなおさらゲニウスロキは素引きNGになってしまいます。

またサンアバロン、サンヴァインのギミックは元々連続リンク召喚を前提としています。しかし六花はX召喚カテゴリーかつ、レベルが☆4より高いものが多いです。レベルを持たないリンクモンスターはX召喚とかみ合わないし、上級以上の六花モンスターはドリュアスの素材にもできません。お互いに噛み合いが悪い部分がそこそこ存在しています。なのでサンアバロン達は不採用にしました。

  • オフリス、ダーリングの出張セット

現在オフリス側が制限ですが、仮に無制限だったとしても不採用だと思います。ダーリングとダーリングでサーチするカードが素引きNGになってしまうためです。

  • 強金、金謙

不採用理由:キモいから  

 

 

 

 

 

まあさすがにそれだけではなくて、強金に関しては万が一にもティアドロップが全滅したら勝筋が消滅してしまうため、リスクを許容できないからです。金謙に関してはぶっちゃけ採用しても良さそうな気はします。が、被ったときが弱すぎのと6枚除外はEXの枠的にかなりきつく3枚除外しか選べなさそうというのもあります。どちらにしてもEXデッキが大事な戦力であるこのデッキにとって、そうまでして入れたいほど事故を回避したいとは思っていません。(まあカジュアルデッキなら誘発や罠気にしないで済みますからね)

  • ワンチャン

☆1モンスターが多いので採用は可能ですが、不採用です。アロマモンスターの効果を活かすことが多くなってきたので、セルフバーンを受けることが展開上大きなデメリットになってしまうためです。そもそもワンチャンなしでもひとひらへのアクセスは高確率でできるので過剰気味な印象もあります。

最後に

これまで植物族モンスターやサポートにはほとんど目を通しました。森羅、アロマ、捕食植物、蟲惑魔、ナチュルなどカテゴリーに属するものも確認しましたが、やはり上記4体ないし5体展開に貢献するもので、素引きNG札にならないカードはそうそうないです。ですが、まだ自分が気付けていないだけで実は非常に相性が良いカードが存在する可能性もあるため、引き続き六花の構築の研究は続けていきたいと思います。特に植物新規が来たら真っ先に検討します。六花デッキはCSレベルでは全く見かけないデッキなので、使い手が少なく研究もまだまだな部類に属していると思っています。展開デッキは多くの人が使い、展開例を共有し合うことで使い手同士がより良い展開パターンを生み出し切磋琢磨できます。なので少しでも他の方の参考になればと思っていますし、新しい展開パターンを見つけられればまたブログに載せたいと思います。

最後に、このブログが六花デッキを使用している方の参考になれば幸いです。長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。