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六花デッキの構築、採用札について

こんばんは、タッキーです。

今回は最近気に入ってる六花デッキについて書いていこうと思います。

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六花とは

デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズで2020年3月に初登場したエクシーズ主体の水、植物デッキです。

特徴としてフィールドの植物をリリースして展開、またはリリースされたときに展開する、という感じでリリースするという行為が深くかかわってきます。

また植物らしく蘇生、リクル、手札からのssと、展開手段が非常に豊富です。水、植物と超恵まれたステータス故に使えるサポートの選択肢も非常に豊富です。

そして何よりみんな可愛い。(超重要)

というわけでまずはそんな六花のカードを説明します。

六花カード

☆1

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六花において最強のアドバンテージ源。

ひとひらが墓地にいれば実質毎ターン0:2交換が取れる。

初手にひとひらにアクセスできるカードが存在するかどうかでゲームが変わります。サーチが基本ですが、たまに墓地送りを使うときもあります。六花はメインのモンスターが☆4、6、8に分かれている中ひとひらだけ1なのでエクシーズする際は☆調整が必須です。

 

☆4

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六花は各レベルに手札からssできる娘と墓地から蘇生できる娘の2種類がいるようにデザインされています。プリムは展開を横に伸ばせる貴重な存在です。レベルを上げる効果はぶっちゃけそんなに使いません。シクランは六花の中で一番使いづらいんですが、後述する罠のコストなどにも使えたりレベルを下げる効果も使い道があるのでやりよう次第ですね。

 

☆6

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ボタンでサーチするのは後述する六花絢爛というサーチカードが基本です。絢爛はモンスターサーチなので、実質全ての六花カードにアクセスできます。

エリカは疑似オネスト、カルート。特徴として

  1. 攻撃宣言時にしか打てず、ダメージステップ発動のメリットを受けられない。
  2. 場からリリースでもいいので、エリカで攻撃したあとにもパンプできる。
  3. ダイレクトアタック時でも使用できる。
  4. コストで自身をリリースなので、マクロコスモス系列下でも撃てて、他の六花カードの発動条件になれる。

が挙げられます。1000上昇は普通に強いし、六花は平均打点が結構高めなのでライフカットに大きく貢献します。自己再生も貴重な0:1交換蘇生なので重要です。

☆8

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スノードロップがこのデッキでの展開の要です。ひとひらは最悪なくても展開は可能ですが、スノードロップなしで展開するのはほぼ不可能です。横に展開できてかつレベルを同じにできるので確実にエクシーズ召喚できます。

ヘレボラスの蘇生は入れ替えなので数は変わりませんが、コストでリリースしてくれるので他の六花カードの起爆剤として非常に重要です。また手札からの効果も盤面を守るために使うことも結構多いので手札に抱えて相手ターンに入るのも重要です。

エクシーズ

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ストレナエはROTDでの新規です。この娘のおかげで毎ターン、サーチ魔法六花絢爛をサルベージできるので、返しのターンの動きを確保できます。またリリースされたときの効果で六花以外の植物エクシーズも出せるので非常に応用が利きます。

カンザシは蘇生効果は意識して使う必要があります。疑似効果破壊耐性では☆4シクランを手札からリリースできれば相手ターンのエンド時にシクラン蘇生に繋げられます。

ティアドロップはこのデッキのエースモンスターです。彼女で盤面を制圧、除去してライフを削っていきます。打点上昇は上手く使えば4000近くまで上がるのでライフカットに大きく貢献します。

魔法

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最強のサーチカード、六花絢爛。

9割1枚だけサーチとして使いますが、たまにリリースして2枚サーチします。リリースしてサーチした中にプリムがいれば、転生炎獣でのマイニングガゼルのように、手札から即座にssできます。

ひとひら→ボタン→六花絢爛→スノードロップという一連のサーチがこのデッキでの定石となります。これらがない場合はほぼ確実にこの流れを組みます。

風花は最強の除去カード。

拮抗勝負などと同じ相手に強要するカードなのであらゆる耐性を無視できます。ティアドロップなどの他の除去と絡めて本命をこれで潰せるように調整することが大事です。上手く立ち回れば自ターン、相手ターンの往復で除去ができます。

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どちらもフリーチェーンでリリースできるので相手ターン中に風花の除去を使いやすくなります。深々は効果無効もなく、六花に加えてリンク以外の植物なんでも蘇生なので後述するマルデルやロンファを蘇生してアドを稼げます。またヘレボラスやエリカを蘇生して対象耐性、パンプもできるので非常に使い勝手がいいです。

薄氷は無限泡影と違い、すでに発動済みの効果を無効化できるわけではないので、起動効果や条件付きの誘発効果などにしか効き目はありません。とは言え貴重な妨害なので使い方次第です。コントロール奪取した際はカンザシなどのリリースに活用することでアドとなります。

 

以上が六花カードの簡単な紹介です。 なんとなく六花がどんなカテゴリーかは分かったかと思います。

では構築を見てみましょう。

 

現在の六花デッキの構築

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見て分かる通り誘発0です。ファンデッキです。霊使いの記事でも書いていますが、勝つこと以上に自分がしたいことを最優先してデッキを構築しています。そのため妨害よりも展開のための札に重きを置いてます。また対戦相手にも同レベルのデッキを出してもらうことを前提にしています。そういったことを理解した上で記事を見てもらえればと思います。

当初はフル六花に近い、六花ばっかりのデッキでした。しかしあまりにも微妙すぎて植物サポートを採用することにしました。そしたら予想を遥かに上回る強さに仕上がり一気にお気に入りデッキになりました。

六花は先述した通り展開手段に優れています。しかし六花の動きの基本は場の植物をリリースして自身を出します。つまり入れ替わってるだけで数は増えません。展開を横に伸ばせるのはスノードロップ、プリムと墓地のエリカだけです。なので六花だけで回そうとするとティアドロップ単騎エンドといった、面白みのない展開になってしまいがちです。これを汎用植物サポートで解決したのが現在の構築です。

現在の構築では目指すべき最終盤面があります。それがこれです。

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  • EXモンスターゾーン:リンクジャスミン
  • メインモンスターゾーン:ジャスミンのリンク先に2素材ティアドロップ、ストレナエで出した0素材カンザシ
  • 手札に次のターン用の六花絢爛

初手ハンドでは常にこの状況を作れるかどうかを考えて展開しています。

この動きの利点は、カンザシの効果で効果破壊耐性、ライフ差がつけばジャスミンの効果で戦闘破壊耐性を付与できる点です。

そしてめっちゃ重要なのがストレナエ、カンザシ、ティアドロップの3人を自然な流れで出せて効果を活かせる点です。

この盤面を構築する手順は以下の通りです。

  • 召喚条件

☆4×2体を含む植物族モンスター4体

  • 流れ

2体でジャスミンL召喚、☆4×2体でストレナエをリンク先にX召喚。

ストレナエ効果で絢爛サルベージ

ジャスミン効果でストレナエをリリース、ロンファss

処理後ストレナエ効果でカンザシss

ロンファ自身リリースして効果でヘレボラスss

処理後カンザシ効果で墓地のスノードロップss

スノードロップとヘレボラスでX召喚ティアドロップ。

 

予めヘレボラスが墓地に居ればロンファを経由する必要はなく何でもいいのでジャスミンで植物出した後、墓地のヘレボラス効果でリリースして自己再生すれば後は同じことができます。なのでそこでマルデルを出してアド稼いだり、にん人やバラガール出して次のターンに備えることもできます。

ハンドが上振れると、この手札にヘレボラスやエリカ、シクランがあったり、バックに深々、薄氷、風花があったりします。 

 

採用札

モンスター

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言わずと知れた最強の植物サポート、ロンファ。強すぎて規制かかるのに常に怯えなきゃいけないのが最大のネックです。

リリースして効果発動なので六花と相性抜群です。上記盤面を作る際にも必要になってきます。

マルデルは当初事故要員だと思っていましたが、採用してみると全く事故りませんでした。ロンファ、スノードロップジャスミン、後述の薔薇恋人でしか出せないんですが、むしろそれだけあれば十分なんですよ。貴重な0:1交換でアドを生めるカードです。ヘレボラスやエリカをサーチして相手ターンに備えるのも多いですが、一番強いのは六花深々で蘇生して、自ターン、相手ターンの往復でサーチすることです。これを意識してできれば相当ゲーム展開を有利にできます。

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薔薇恋人は打点制限のない植物版ヘルウェイパトロールです。

☆1なのでひとひらと141を共有できます。使い捨てカードなのでこれだけ汎用植物の中で複数枚採用しています。

にん人は自己再生モンスター。手札のヘレボラスやエリカ、薔薇恋人などを切れる貴重な存在です。また☆4なのでストレナエのエクシーズ素材として非常に重宝します。

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バラガールはワールドプレミアパックの新規です。実質、第2プリムような存在として扱えます。また自己サルベージ効果でにん人のコストになれるので、にん人と合わせて揃うと毎ターンノーコストでにん人を蘇生できるようになります。☆3な点だけが相性悪いです。

薔薇の聖騎士はこのデッキ唯一の植物以外のモンスターです。植物サポートは何体か戦士などの植物じゃないサポーターがいますがその1体です。ただ効果はほぼグリムロなどのように使い捨てサーチなので戦士でも問題なしです。対応するモンスターはスノードロップ、ヘレボラス、マルデルと重要なものが多いのです。ただなくても問題ないので、今後出る植物新規に変わりそうな枠です。

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ジャスミンは上記の展開にも関わる超重要なモンスターです。リリースなことも含めて相性は非常に良いです。後述するアロマガーデンも使い3つ全ての効果を活かす構築にしています。

 

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オレイア、アルセイを採用した理由は、六花のギミックだけでは相手の魔法罠に干渉できないため、それらを除去できるモンスターが欲しかったからです。現在の構築では植物モンスター25枚採用されている上に、高レベル帯が多く採用されているのでオレイアで3枚除去は非常に簡単にできます。更に言えば、次のターンのトップドローを操作することもできます。なのでストレナエから出す選択肢としては非常に強力です。アルセイはランク8エクシーズなので特に工夫しなくても出せます。

魔法

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超栄養太陽は上振れカードですね。コストとなれるのはひとひら、薔薇恋人しかいませんが、ひとひらは絢爛、141でもアクセスできるのでそこまで事故要員にはなりません。最悪☆4をシクランで☆2つ下げれば使えます。

リクル対象はロンファを経由すれば全ての植物になれるので実質制限なしです。これでマルデルを持ってくると手札が増えるので非常に強いです。

アロマガーデンは唯一採用してるメインのアロマカードです。せっかくジャスミンを採用しているのに3つの効果の内1つしか使わないのはもったいないと思い、活用できるカードを探した結果これに至りました。これがあれば能動的にジャスミンの戦闘破壊耐性付与、サーチも使える上に、このアロマガーデンは裁定が非常に強く、ライフ回復して打点を上げる効果を使った後に召喚されたモンスターの打点も上がるのです。そのためエリカなしでも盤面を維持しやすくなります。上振れカード感はありますが、得られる恩恵が非常に強力なので採用しています。

  • 141、死者蘇生、おろ埋

単純に展開補助として入れました。141はひとひら、薔薇恋人にアクセスできるため、死者蘇生はロンファおかわりできるため、おろ埋は薔薇恋人やにん人、エリカなどを落とせば展開を横に伸ばしやすいためです。どれも分かりやすく強いです。あって損はないですね。

終わりに

この六花デッキはあくまでファンレベルの構築なのでうらら1枚当てられただけで止まってしまいます。そもそも六花は上記で挙げたように展開を横に伸ばすが得意ではなく、他のカードを使ってそれを行うとすぐに手札が枯渇してしまいます。誘発や指名者を入れて展開を通してティアドロップ単騎になるゲームより、色んな六花を活かせるデッキにしたかったのでファン構築にしました。全種類の六花を採用していますがいい形になったと思っています。更に言うと、採用した汎用植物もほとんどが女性型なので親和性が非常に高いです。むしろにん人君だけが露骨に怪人チックなので浮いてるほどです。

動き的にも、イラストアド的にもまとまりある構築になった上に個性のある動きや展開ができるので触っていて非常に楽しいです。特にティアドロップを筆頭に六花達がアタッカーになるので自分が目指したかった六花デッキになったと思います。

BLAZING VORTEXではすでに新規イングナルなど植物新規が確定しているので実質六花の強化ですし、そもそも六花の新規がまだまだ来る可能性は十分あり得るので今後が楽しみです。

というわけで今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。